鹿児島市・桜島・霧島エリアには桜島、鹿児島温泉、八重山などの観光スポット、六月灯、ランニング桜島、おはら祭などの観光イベント、かるかん、鹿児島ラーメン、鶏飯などのご当地グルメがあります。
鹿児島市・桜島・霧島エリアには、維新ゆかりの史跡や桜島、霧島神社などの観光スポット、古里温泉郷や霧島温泉郷などの温泉、芋焼酎・かごしま黒豚・さつま地鶏などのご当地グルメがあります。それでは、鹿児島市・桜島・霧島エリアのおすすめご当地情報をご紹介します。
鹿児島県の県庁所在地である鹿児島市は、薩摩藩77万石の城下町として栄えてきました。幕末には西郷隆盛や大久保利通などの著名人を続々と輩出し、彼らゆかりの見どころがたくさんあります。
まずは、維新ゆかりの加治屋町がおすすめです。JR鹿児島中央駅から徒歩圏内の加治屋町は、西郷隆盛・大久保利通ら薩摩藩の下級武士が住んでいたエリア。加治屋町には、西郷隆盛・従道誕生地や大久保地利通生い立ちの地の石碑、大久保利通銅像、維新ふるさと館などがあります。
桜島と市街地を見渡す展望台がある城山も外せません。城山周辺には、鹿児島(鶴丸)城跡や西郷隆盛が最後の数日間を過ごした西郷洞窟、西郷隆盛終焉の地も訪れることができます。
鹿児島市の東、鹿児島湾に位置する桜島は、鹿児島市街の沖合にある活火山です。桜島には、溶岩なぎさ公園足湯やレインボービーチ、溶岩なぎさ遊歩道や数々の展望所、古里温泉郷などがあります。桜島を効率よく観光するなら、島を一周する周遊バスがおすすめです。
霧島観光の入口となるのが、JR日豊本線・霧島神宮駅。霧島神宮の創建は6世紀に遡ると伝えられており、現在の社殿は、1715年に第21代藩主島津吉貴の寄進により再建されたことで知られています。
霧島神宮から路線バスでさらに奥に入ると霧島温泉郷があります。霧島温泉郷は江戸時代から続く温泉で、1866年には坂本龍馬がケガの治療のために、妻・お龍を連れて訪れた名湯です。
鹿児島市・桜島・霧島エリアは、維新ゆかりの史跡、温泉などの観光資源に恵まれています。西郷隆盛が愛した芋焼酎を飲みながら、かごしま黒豚のしゃぶしゃぶやさつま地鶏の鳥刺しをつつくグルメ旅も兼ねて、ぜひ訪れたいエリアです。
霧島神宮は、鹿児島県霧島市に位置する日本の神社で、天孫降臨伝説の地として知られています。霧島連山の美しい自然に囲まれたこの神社は、歴史的にも文化的にも重要な場所であり、多くの参拝者や観光客が訪れます。 ...»
鹿児島のシンボルといわれる桜島は、北岳・中岳・南岳と3個のコニーデ式火山が相接している複合活火山で、古代から噴火の記録が数多く残っている。 標高1117メートル。最近の大きな噴火は大正3年のもので、この時に大隅半島と陸つづきになっている。 桜島の概要 桜島(さくらじま)は、鹿児島県鹿児島湾に位置する活火山で、日本有数の観光名所および火山活動の研究対象地です。桜島はかつて島でしたが、1914年の大正大噴火により溶岩流が対岸と結びつき、現在では半島のような形状となっています。その美しい景観と迫力ある火山活動は、多くの観光客を引きつけています。 地理と特徴 桜島は、南北約12キロメートル、...»
仙巌園は、鹿児島県鹿児島市吉野町にある薩摩藩主島津氏の別邸・大名庭園で、別名「磯庭園(いそていえん)」とも呼ばれています。現在の所有者は島津興業です。庭園内には、歴史的建造物や美しい景観が広がり、多くの観光客や地元の人々に親しまれています。 仙巌園は、第19代薩摩藩主である島津光久が万治年間(1658年~1661年)に建設した別邸で、庭園は桜島を借景とすることで知られています。国の名勝「仙巌園附花倉御仮屋庭園」に指定されており、園内の反射炉は「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産として世界文化遺産にも登録されています。 歴史と背景 仙巌園は、島津光久が別邸として...»
海運業で財をなした故田中省三氏の庭園。敷地面積4,276.59平方m、延床面積432.18平方m(約130坪)。 別邸は阪神方面から建築材料を運び、技師や職人も大阪から招き、高価な特殊材料がふんだんに使われています。...»
網掛川中流にある、高さ46メートル、幅43メートルの雄大な美しい滝です。日本の滝百選にも選ばれています。また、「龍門の滝」とも呼ばれています。 古くは、唐の人がこの滝を見て「漢土の龍門の瀑を見るが如し」と評したことから、この名前が付けられたと言われています。 滝は橘南湲が紀行文「西遊記」の中で絶賛し、儒者の安井息軒が「観瀑の譜」を作るほど有名でした。夜にはライトアップされ、幻想的な姿を見せてくれます。また、滝の向かいには滝観音(市指定文化財)がある展望台があります。 網掛川は、シラス台地から姶良平野へと流れ込む出口に位置し、比較的開けた場所にあるため、九州自動車道を走行する車内からでも遠...»
桜島ビジターセンターは、鹿児島県鹿児島市桜島横山町に位置する鹿児島県立の科学展示館です。桜島の自然や火山活動について学べる施設として、多くの訪問者に親しまれています。大正時代の桜島大噴火時の溶岩流の中に立地し、周辺には溶岩なぎさ遊歩道をはじめ、桜島海釣り公園、桜島マグマ温泉、溶岩なぎさ公園の足湯などの観光施設が点在しています。 概要 桜島ビジターセンターは、桜島錦江湾国立公園を訪れる人々のための情報ステーションとして機能しています。桜島の噴火の歴史や自然についてわかりやすい展示と解説が行われており、桜島の魅力を体感することができます。 沿革 桜島ビジターセンターは桜島の大自然と火山活動...»
湯之平展望所は、桜島に位置する絶景の展望スポットで、桜島の北岳4合目、標高373メートルに設置されています。この展望所は、桜島の展望スポットの中でも最も高い地点にあり、一般の人が立ち入ることができる最高地点として知られています。 360度パノラマの絶景 湯之平展望所からの眺望は、360度のパノラマであり、どこを見ても素晴らしい景色が広がっています。展望所から見下ろすと、南岳の荒々しい山肌や、噴煙を上げる雄大な姿が目に飛び込んできます。この壮大な光景は、まさに圧巻の一言です。 眼下には、鏡面のように輝く穏やかな錦江湾と、鹿児島市街地が広がり、その遠くには北に霧島連山、南には開聞岳が望める絶...»
維新ふるさと館は、鹿児島県鹿児島市に位置する歴史博物館で、幕末から明治維新にかけての歴史を紹介しています。この施設は、西郷隆盛や大久保利通をはじめとする明治維新の偉人たちの活躍を中心に、人物や技術、交流などを様々な角度から楽しめる施設です。 映像、ジオラマ、ロボットなどを使って、鹿児島の歴史や先人の偉業をわかりやすく紹介しています。訪れる人々にとって、興味深く楽しい体験となることでしょう。当時の鹿児島の様子を学ぶことができる場として、多くの観光客や歴史愛好者に親しまれています。 維新ふるさと館の概要 加治屋町は、明治維新から日露戦争までの時期に活躍した薩摩藩関係者の多くが出身していた場所...»
鹿児島市立美術館近くに立つ西郷像は、郷土の彫刻家・安藤照が1937年(昭和12年)に制作しました。この像は、西郷の軍装(陸軍大将)姿で直立不動の姿勢をとっています。西郷の名誉回復の観点から、未亡人が本来期待した姿に近いとされています。 製作とモデル 安藤照は、西郷の孫にあたる西郷隆治さんをモデルに制作したと考えられています。西郷隆治さんは西郷に最もよく似ているといわれる人物で、安藤と同じく鹿児島県出身です。作家の海音寺潮五郎は、自身の著書でこのモデルについて言及しており、隆治さんをもとにした作品だと推測しています。 像は高さ8mあり、1873年(明治6年)に渋谷「忠犬ハチ公」の制作者であ...»
いおワールドかごしま水族館(正式名称:かごしま水族館)は、鹿児島県鹿児島市本港新町にある鹿児島市立の水族館です。水族館のコンセプトは「黒潮浪漫街道」であり、1997年5月30日に開館しました。「いおワールド」の名称は公募によって決定され、「いお」とは鹿児島弁で「魚」を意味します。 いおワールドかごしま水族館の概要 いおワールドかごしま水族館は、鹿児島県鹿児島市に位置する大規模な水族館で、正式名称は「かごしま水族館」です。1997年に開館し、以来、地元住民や観光客に愛されています。この水族館は、錦江湾や鹿児島の豊かな海洋生態系をテーマにしており、鹿児島沿岸や鹿児島湾の海生生物を中心に展示して...»
鹿児島市平川動物公園は、鹿児島県鹿児島市平川町に位置する動物園です。園内には遊園地も併設されており、訪れる人々に多彩な楽しみを提供しています。 園内の特徴 園内の東側には五位野川が流れています。園内は、桜島や錦江湾を背景に、マサイキリンや無柵放養式展示が魅力的な「アフリカ園」、フライングケージや「リスの森」など、さまざまな展示施設が並んでいます。 1984年(昭和59年)には、日本で初めてのクイーンズランドコアラが来園し、1997年(平成9年)には、6世代目のコアラが誕生しました。また、地元の鹿児島特有の動物であるアマミノクロウサギやルリカケス、ナベヅル、エラブオオコウモリなどの繁殖にも...»
昭和22年に鹿児島市内の「天文館むじゃき」で誕生したかき氷。「白くま」は、かき氷に練乳をかけ、その上に三色寒天やサイコロ状に切ったようかん、豆、フルーツなどをトッピングし、真上から見て白熊に見えるようにしたことが、その名の由来だ。今では鹿児島県の定番スイーツとなり、市内喫茶店でもメニューに加わっている。ストロベリー白熊、プリン白熊、ヨーグルト白熊、抹茶白熊、コーヒー白熊、黒蜜をかけた南海の黒熊など、店によっていろいろなアイデアを取り入れた白熊が味わえる。 「白熊」の元祖、「天文館むじゃき 本店」は、鹿児島一の繁華街・天文館にあります。昭和21年(1946年)に食堂として営業を始めた老舗飲食店...»
大きなものでは30キロを越えるものもあるという世界一大きな大根としても知られる鹿児島県の特産物。元々は「桜島大根」という名前にもある通り、桜島で盛んに栽培されていたが、桜島の噴火活動で島での生産量が減り、現在では鹿児島市や霧島市が主産地となっている。普通の大根に比べて、繊維が少なく苦味が少ないことから、大根おろしや刺身のつまに向いているといわれ、繊維質が少ないわりに、煮崩れを起こしにくいことから、煮物に使われることも多い。 旬 1月 2月 12月...»
黒豚は江戸時代初期に、薩摩藩の初代藩主島津家久によって沖縄から移入された。黒豚の名が全国に広まったのは幕末から明治にかけて。幕末の水戸藩主徳川斉昭を「いかにも珍味あり、滋味あり、なによりも精がつく」と感嘆させた。あの西郷隆盛もこよなく愛したと言われている。このように歴史に育まれた鹿児島黒豚は、筋繊維が細かく、肉質のしまりに優れている。そのため、歯切れがよく独特の小味があり、他では味わえない美味しさで大好評なのだ。鹿児島黒豚は、鹿児島が品質、生産量ともに誇れる特産品である。 「かごしま黒豚」とは、鹿児島県で飼育されたバークシャー種の豚やその生体を指します。この名称は、1999年に商標登録されま...»
魚のすり身と野菜を使った揚げ物料理。琉球に魚肉のすり身で作るチキアギという揚げ物料理があり、この料理が薩摩に伝わったのがつけあげの発祥といわれる。鹿児島県でよく食されていることから、「さつまあげ」と呼ばれることも多い。魚のすり身に使われるのはイワシやトビウオ、エソなどの脂肪分の少ない白身魚。使う野菜はさつまいもやにんじん、ごぼうなど。現在では鹿児島県を代表する郷土料理として、全国各地で食すことができる。 薩摩揚げは、魚肉のすり身を成型し、油で揚げた食べ物です。魚肉練り製品であり、「揚げかまぼこ」に分類されます。 地域による呼び方- 東日本: さつま揚げ- 西日本: 天ぷら- 鹿児島: つけ...»
人口一人当たりのラーメン店の数が九州で最も多いといわれている鹿児島県のご当地ラーメンが”鹿児島ラーメン”。豚骨をベースに、鶏ガラ、野菜、煮干、昆布なども使う半濁スープで、ダシを重視したまろやかな味わい。麺には、沖縄の流れを引いた太麺、台湾のビーフンから来た細麺と、ふたつのスタイルがあるが、いずれもやわらかめにして出すという特徴がある。トッピングも店によって様々なものがのせられているので、食べ歩いてお気に入りの1杯をみつけてみて欲しい。...»
鹿児島で「酒どん飲んが…」といえば”薩摩焼酎”のこと。県内に蔵元が100蔵以上もあるほど生産が盛んで、2007年に鹿児島のいも焼酎を薩摩焼酎としてブランド化がされた。いも焼酎に使用される中南米原産のさつまいもが、鹿児島に伝わったのは17世紀後半。火山灰で覆われた鹿児島の農地や気候がさつまいも栽培に適していたことから、さつまいも栽培が県内で広まり、それにあわせていも焼酎の生産も増え、全国的にも名高い名物になったようだ。 薩摩焼酎は、鹿児島県で作られる芋焼酎の一種です。地理的表示として2005年に登録されました。 鹿児島県はシラス台地が広がり、水はけが良く地下水位が低い地域です。そのため、サツ...»
原産地はカスピ海南方地域や米北部といわれ、インドを通じて、天平年間に日本に伝播した。本格的に栽培が始まったのは、ヨーロッパ系の優良種が導入された明治に入ってからである。さやが上向きに付くので「空豆」、さやの形が蚕に似ているので「蚕豆」と書かれ、そらまめと呼ばれるようになった説もある。主成分は、糖質とたんぱく質、ビタミン類やミネラル類、また食物繊維等も含んでいる。とりたてを塩ゆでにして食べるのは最高に美味で、塩ゆで以外でも、まめご飯や天ぷら、ポタージュなど、料理の材料としても、幅広い野菜でもある。 旬 4月 5月...»
近代焼酎の父と呼ばれる河内源一郎。彼は全国の焼酎のおよそ8割が使用している「河内菌」の生みの親で、この河内菌は海を越えて韓国でもほとんどの焼酎に用いられている。 河内源一郎が創業、100年続く種麹の老舗「河内源一郎商店」の自家製甘酒は、麹由来の麦芽糖を含み、やさしくてすっきりとした甘さ。なんと米麹100%で作られています。種麹屋さんならではの贅沢な甘酒です。ノンアルコールなので、子どもからお年寄りまで安心して飲んでいただけます。 甘酒の起源は古墳時代にさかのぼりますが、江戸時代の江戸や上方では暑い夏になると甘酒を売り歩く人の姿があり、滋養をつける飲み物として重宝されました。最近は「飲む点滴...»
尚古集成館は、鹿児島県鹿児島市吉野町に位置する歴史的な博物館です。この博物館は、薩摩藩第28代当主である島津斉彬が始めた「集成館事業」の一環として建設されました。1923年5月22日に開館し、現在では島津興業が運営しています。館内では、島津家にまつわる歴史的資料や美しい薩摩切子、薩摩焼といった貴重な文化財が展示されています。 館の歴史と建築 尚古集成館の本館は、1865年に建設された建物で、これは日本で最も古い洋風工場建築物の一つです。特に、この建物は日本で初めてアーチを取り入れた石造りの洋風建築としても知られています。本館は、金属加工を行う「集成館機械工場」として建設されました。そのため...»
照国神社は、鹿児島県鹿児島市照国町に位置する神社で、薩摩藩の第11代藩主であった島津斉彬を祭神として祀っています。この神社は、旧社格においては別格官幣社に位置付けられており、江戸時代後期から明治時代初期にかけて流行した藩祖を祀る神社のひとつです。 神社の概要 照国神社は、島津斉彬を祭神としており、その神徳を広く讃えています。神社は、鹿児島市の中心部に位置しており、観光名所としても人気があります。毎年、多くの参拝者が訪れ、島津斉彬の功績を称えつつ、平和と繁栄を祈願しています。 拝殿と神門 照国神社の拝殿は、参拝者が神々へ祈りを捧げる場所です。また、立派な神門が参道を守り、荘厳な雰囲気を醸...»
薩摩藩・島津家が江戸時代に幕府に献上していたという焼酎を復元した米焼酎。当時、米は非常に貴重で、米で仕込んだ焼酎を飲めるのは殿様のみだった。寒い時期、充分に精白した米をじっくりと発酵させ、蒸留の最初に留出される花酒だけを瓶づめ。まさに一番搾りの贅沢品だ。清酒を飲んでいるかと錯覚してしまう様なフルーティな香り、のど元を通りすぎる時の爽やかで深い味わい。オンザロックで飲むのが最高だ。そして一昨年のIWSC焼酎部門にて第1位を獲得。鹿児島といえば芋焼酎が有名だが、島津家の伝統が息づくこの米焼酎もみやげリストにぜひ加えたい。 錦灘酒造(Nishikinada Shuzo)は、鹿児島で焼酎を造るメーカ...»
近代焼酎の父と呼ばれる河内源一郎。彼は全国の焼酎のおよそ8割が使用している「河内菌」の生みの親で、この河内菌は海を越えて韓国でもほとんどの焼酎に用いられている。河内源一郎直系のメーカー「河内菌本舗」で造られている生マッコリ「元祖源一郎さんの生マッコリ」は直伝の河内菌と乳酸菌がみごとにコラボした植物由来の乳酸菌飲料。蔵で仕込んだままなので、乳酸菌が生きたまま入っていて、生きた酵母と酵素、乳酸菌たっぷりでオナカに優しく、またうれしいのがアミノ酸が多いこと。100ml中にアミノ酸が必須アミノ酸を含めて18種類。その量は黒酢以上。爽やかな酸味と微炭酸がやみつきになるおいしいヘルシードリンクだ。生なので...»
年間平均気温18度という温暖な気候に恵まれた鹿児島県霧島市福山町で、「かめ壷」による伝統の黒酢醸造を行っている”黒酢本舗”。200年の伝統技術を引き継ぐ黒酢杜氏のもと、良質な黒酢を造ることで知られている名本舗だ。そこの黒酢杜氏が、「より極上の黒酢を……」とこだわり抜いて造ったのが有機黒酢”桷志田 宝 伍年熟成”。商品名にもある通り、有機玄米を壷でじっくりと発酵させ、黒酢を5年間かけて熟成させた、格別の風味とまろやかな酸味とコクが味わえる逸品。お酢が苦手な人でも飲み続けられると、全国的にも人気が高い最高級の黒酢のひとつだ。...»
鹿児島県はびわ早出し産地として知られ、栽培面積も全国3位を誇る。奄美大島で生産されるびわは、恵まれた温度条件のおかげで熟期が早く、日本一早く2月から出荷される。生産量は本土の温かい沿岸地帯で多く、特に観光地としても名高い桜島・垂水・指宿は、一つずつ袋をかけて丁寧に育てられる、高品質のびわの産地で有名だ。酸味が少なくみずみずしい味わいで、クセがなくほんのりとした甘みがある。びわにはカロテノイドとポリフェノールが含まれており、びわに含まれるカロテノイドは体内でビタミンAに変化する。また、ポリフェノールのうちクロロゲン酸には抗酸化作用があり、ガン予防等への効果が期待される。 旬 4月 5月...»
鹿児島産の砂丘らっきょうを、奄美諸島・ヨロン島産「星の砂塩」で塩漬けし、創業1805年の重久盛一酢醸造場「かめ壷仕込み」の純玄米黒酢に奄美諸島・徳之島製造「加工黒糖」を加え、漬け込んだ。黒酢で漬けることにより、らっきょうの シャキシャキとした食感がさらに増し、黒酢と黒糖の甘酸っぱさがクセになる味わい。 海水から作ったミネラル分の多い塩で漬け込まれたらっきょうは、やがて静かに乳酸発酵が始まる。この乳酸菌による発酵がらっきょう漬けの旨みのもとになる。...»
歯切れがよく、柔らかく、水っぽくなく、うまみがあり、かつ、さっぱりしているなどの特色を持つ『かごしま黒豚』。美味しさを追求するために、長い歴史の中で数々の改良が加えられてきた。それは、明治に始まり現在でもなお続けられている。中でも『かごしま黒豚』を使ったとんかつは、一年中旬の野菜と一緒に食すことが出来るため、黒豚肉と野菜の栄養バランスが非常に優れている。美味しい上にスタミナアップが図れる、まさに魔法の食べ物だ。 黒豚とんかつは、赤身の弾力と脂身の甘みを楽しむことができる料理。さつまいもで育った黒豚の甘みと旨みを、サクサクの衣で楽しめる。特製のソースや辛子、レモンと一緒に、塩が添えられることも...»
鹿児島黒豚の味を支えるのは、飼料として与えられている“さつまいも”。さつまいものおかげで、肉質が向上し、さっぱりとした甘み肉になるという。また、鹿児島黒豚は肉の筋繊維が細いために歯切れが良く、柔らかい。それなのに水っぽさはまるでなく、脂肪の溶ける温度が高いために脂がベトつくということもないというから、まさに理想的な豚肉といえる。鹿児島黒豚のおいしさをダイレクトに楽しむなら、シンプルなしゃぶしゃぶがお薦め。その他、焼肉・鉄板焼き・創作料理など、様々な味わいを試してみたい。 鹿児島では、豚を家畜として飼育している記録が400年以上も前から残っています。そのルーツは沖縄の島豚にまで遡ります。明治期...»
かごしま黒豚と野菜で食すしゃぶしゃぶ。さつまいもを含んだ飼料で育てられるかごしま黒豚は、うまみと甘みがありながらさっぱりしており、肉本来の美味しさを味わえるしゃぶしゃぶでの食べ方が人気。しゃぶしゃぶの起源には諸説あり、北京の火鍋料理がルーツという説や、肉の消費が落ちる夏に沢山の肉を食べてもらう工夫として飲食店が考案したという説などがある。現在では鹿児島県の黒豚を始め、富山県のぶりや北海道のラムなど、各地の名産品を使ったしゃぶしゃぶが多く見られるようになった。 鹿児島では、豚を家畜として飼育している記録が400年以上も前から残っています。そのルーツは沖縄の島豚にまで遡ります。明治期以降、鹿児島...»
桜島大根は、緻密な肉質と少ない繊維質や柔らかく甘味に富んでいることなどカブに近い特性を持っている。世界一大きな大根としてきっちりギネス認定もされている鹿児島の代表的な農産物だ。その桜島大根を酒粕に漬け込んだ「粕漬」は、大根のサクサクした食感と濃厚な香りが楽しめる。キメの細かい繊維が滑らかな舌触りや、上質な酒粕の香りはクセになること請け合い。ご飯のお供にはもちろん、酒の肴やお茶漬けの具にしても美味しい。...»
あくまきは、鹿児島の伝統菓子で、5月の端午の節句に作られる鹿児島県特有の餅菓子。別名「ちまき」とも呼ばれます。粘りは少なく、水分が多いため柔らかく冷めても硬くならない。 一説によれば、関ヶ原の戦いの際に薩摩の島津義弘が兵糧として持持ち込んだのが起源とされています。農家の保存食として生まれたなど、由来には諸説あります。灰汁と竹の皮が使われ、保存性が高く、満腹感があるため、薩摩では長く戦場で利用され、西郷隆盛も西南戦争時に食べたと言われています。年中食べられますが、男子のたくましい成長を願って、特に端午の節句に食べられるようになりました。 「あくまき」の作り方は、もち米を灰汁に浸し、孟宗竹の皮...»
「加治木まんじゅう」は、1607年に、島津義弘が、重富の平松城から加治木への移城に先立ち、1606年から3ヵ年に渡って造らせた欄干橋の工事のとき、お茶うけに出されたものがその起こりと伝えられている。もち米とこうじを主とした独特な甘酒を使用していて、ふっくらとした生地とおいしいあんこが人気だ。「加治木まんじゅう」の最大の特徴はその食感。フンワリしていて、搗きたての餅の様にもちもちしている。1つ1つ包装して売られているのは、生地の食感を保つため。餡は小豆こし餡のみで、甘みもしっかりしている。 鹿児島県姶良市加治木町で江戸時代中期から作られている蒸し饅頭の郷土菓子です。 室町時代後期の僧、桂庵玄...»
濃厚な黄身が特長の知覧産の新鮮な卵、コクのある味わいの鹿児島県酪農協牛乳、高千穂産バター、小宝島の温泉塩など地元鹿児島の厳選素材をたっぷり使って、熟練の職人の手で一枚一枚丁寧に焼き上げたサブレ。こんがりと香ばしく、サクッとした歯ごたえ、口の中で広がるバターの豊かな風味。昭和39年の誕生以来、鹿児島の伝統的な焼菓子として愛されてきた鹿児島では誰もが知ってる銘菓だ。鹿児島にちなんだ数々の和洋菓子を製造している1919年(大正8年)創業、風月堂の代表菓子「さつまどりサブレ」。天然記念物に指定されている鶏「さつまどり」をモチーフにしたフォルムもかわいく、大勢に配るおみやげとしてもぴったり。プレーンのほ...»
鹿児島名産のサツマイモを使った郷土料理で、「ねったぽ」「ねったぼ」「ねりくり」「ねったくり」など地域によって呼び名もさまざま。さつまいもをお餅に練り込んだ柔らかくて甘いねったぽは、古くから子供のおやつとしてもよく作られてきた。砂糖を入れて甘く仕上げる作り方もあれば、出来上がってから食べるときに蜜やあんこを添えることもある。また、さつまいもの甘味だけを活かせば主食にもなる。今でもスーパーマーケットなどで気軽に手に入るように、地元の人々に愛されている懐かしい味だ。 「からいもねったぼ」とは、鹿児島県の特産品で、全国的に有名な「さつまいも」を使った郷土料理です。地元ではサツマイモは「からいも」(唐...»
全国区で人気のある白くまアイス、実は鹿児島生まれ。南国白くまは、市内の綿屋さんが夏の副業で営んでいたかき氷屋で人気のあった練乳がけの「氷白熊」を商品化したもの。このカップアイスも昭和40年後半から売られ、今や各地に類似商品がいくつも存在する人気商品だ。かき氷に練乳をたっぷりかけ、小豆、みかん、チェリー、パイン、桜桃をトッピング。乳化剤、安定剤などの添加物は使わず、無香料の練乳は上質な甘さ。また、フルーツはすべて本物を使用しており、そのさわやかな甘さをひきたてている。 1873年(明治6年)に創業したセイカ食品は、鹿児島名物の南国白くまアイスや、1924年(大正13年)から製造されている超ロン...»
「兵六餅」は昭和6年から製造され、郷土文学「大石兵六夢物語」に因んで創作し、ボンタンアメの姉妹品として鹿児島で長年愛されてきた郷土菓子である。商品特性は、もち米・水飴・砂糖・麦芽糖が主原料で、特にもち米は佐賀・熊本産の「ヒヨクモチ」を使用しており、玄米で入荷した後、工場で精米・研米・製粉して一晩10度以下の冷水に浸したものを、蒸気釜で約1時間半練り上げて作られる。オブラート(馬鈴薯・かんしょ澱粉で作られたシート)で包まれてできあがった製品はもちもちと柔らかく、かつ弾力のある食感を持つ。 兵六餅は、鹿児島県鹿児島市に本社を置く1873年(明治6年)に創業したセイカ食品が、1931年(昭和6年)...»
上品で香り豊かなあずき餡を、奄美から仕入れる黒砂糖の風味の生地に包み、しっとりとした食感にとことんこだわり蒸し上げた新感覚の薩摩菓子。1884年(明治17年)創業の「徳重製菓とらや」は、薩摩銘菓、和洋菓子屋の製造する老舗。とらやの作る数ある銘菓の中でも”薩摩黒蒸し 八太郎”は創業120周年を記念して誕生した特別な和菓子。...»
黒砂糖を使った駄菓子で、昭和12年に創業の「南海堂 菓子店」で製造している、生地にたっぷり黒糖蜜を浸した、黒糖蜜の上品な甘さとしっとりとした食感の郷土菓子。 「下駄の歯」がその名の由来。黒くて台形をしたもともとのフォルムが、泥のついた下駄の歯と似ていたからだという。九州物産展などでよく見かける、鹿児島の伝統菓子だ。九州産小麦粉、黒砂糖、鶏卵を主原料にして生地を作り、この生地を板状に延ばし焼き上げ、台形に切断し、それを黒砂糖の蜜の中に漬け込み、そのままパック包装。蜜を吸った生地はしっとり柔らか。手づかみでパくっと食べると黒砂糖の甘く芳ばしい風味が口に広がる。ボリュームたっぷりで、価格もお手頃だ...»
「かるかん」は、米の粉・砂糖・水を原料に山芋を加えて蒸かし、弾力性のある白色の半スポンジ様に仕上げたお菓子のこと。「かるかん」のように、自然薯を使ったお菓子が鹿児島のお菓子の特長かというとそうではなく、自然薯を使った菓子は鹿児島においても独特な存在である。他に、さつま芋の粉を使った「いものこ餅」や、米粉を使った「ういろう餅」など、素朴な棹物のお菓子が鹿児島県には数多くあり、「かるかん」もそういったものの一つとして数えることができる。 江戸で菓子職人として活躍していた播州明石出身の八島六兵衛翁が、薩摩藩主の招きにより鹿児島で安政元年(1854年 江戸末期)より「明石屋」と号し、薩摩の良質な山芋...»
薩摩の伝統菓子、かるかんをロールケーキにアレンジ。鹿児島県産の紫いものあんを白い生地のかるかんで包んで巻き上げたもの。白いロールの表面に散らしたピンクの桜もよう(塩漬けの桜)が美しい。紫いものあんには洋酒がちょっぴり入っており、かるかん生地、塩漬けの桜とうまく調和して、絶妙な甘さが楽しめる。従来の小豆あんのかるかんとはまた違ったおいしさ。もっちもちふわふわの食感もいい。岸朝子著の「全国の五つ星の手みやげ」にも掲載された名菓だ。数量に限りがある限定品。 九面屋の「薩摩大使」は、鹿児島県産の紫芋を使用したあんを、上質な山芋を使ったかるかんで手巻きした創作菓子です。かるかんの白と芋あんの紫、そして...»
美容に健康によいと大注目の黒酢。その故郷は霧島市の福山町で、江戸時代から200年以上続く伝統製法で黒酢が造られている。海の向こうに桜島を望む丘陵地に広がる約5万本もの信楽焼で作られた壺が並ぶ一面の壺畑。この壺に米麹、蒸し米、地下水を仕込み、1年以上じっくり自然発酵・熟成させたものが本場の黒酢。まろやかでコクのある風味は、良質な原料米から生まれるアミノ酸、有機酸などによるもので、長期間の熟成によりさらに味わい深いものになっている。また、霧島に行ったらぜひ、このくろず壺畑見学をおすすめしたい。 鹿児島県霧島市の福山町は長い歴史を持ち、良質な水と風土に恵まれた場所。樹齢1000年を超える夫婦イチョ...»
工場で蒸さずに生のまま出荷している“生餃子”専門メーカー「ぎょうざのビッグファイブ」の鹿児島県産黒豚を使用した生餃子。豚肉に使用している黒豚はすべて鹿児島黒豚を使用。通常の餃子の具よりも豚肉の比率を上げ、肉の食感と旨みをアップさせてジューシーに仕上げている。あっさりとした肉質でビタミン豊富、餃子との相性ぴったりだ。契約農家から仕入れたとれたてシャキシャキのキャベツをはじめ、野菜はすべて国内産。皮の小麦粉も国産の上質粉で、天候やその日の温度・湿度によって水の配合量を変え一定品質を守っている。こだわりの素材で作られているからとにかく安心、そしておいしい。焼き面パリパリでミミはもっちり、ひとくち食べ...»
麦味噌は、麦麹を使用した味噌のことで主に四国・九州で生産されているが、その生産量は味噌全体のわずか5%、米味噌しか知らない人はぜひ試してほしいもの。なかでも鹿児島の麦味噌は麹の割合が多く、発酵期間が1カ月と短めで、そのため麦特有のふんわりとした甘みと香りが楽しめる甘口淡色味噌。名物さつま汁(豚汁)に欠かせない名産品だ。味噌に使用する大豆も麦も100%国産品で安心、人の手による丹念な味噌作りがされている。麦の粒をつぶさないように手詰めするという心配りもうれしい。粒味噌のほかにすり味噌もある。 南洲麦みそ 味噌は、原料や味、色など様々な種類があり、それぞれの産地、製造蔵ごとに特徴が異なっていま...»
福山黒酢 桷志田(かくいだ)の新鮮なブルーベリーを漬け込んだ黒酢。特別栽培米を原料に、黒酢杜氏が原料と製法にこだわった黒酢「桷志田」を使用。栽培にこだわり抜いた熊本県阿蘇産・鹿児島県大口産の自社農園のブルーベリーをそのまま漬け込んでいる。ブルーベリーのフレッシュなほどよい甘酸っぱさと、3年熟成黒酢「桷志田」の豊富なアミノ酸による旨味が特長だ。ペーストやエキスは使用しておらず、添加物もいっさいなし。新鮮なブルーベリーを果実の皮ごと漬け込んだ。冷たい水やソーダ水などで、4倍程度に薄めて飲むとおいしい。牛乳などに入れると、まろやかな味に。またヨーグルトとの相性抜群で、デザートソースとして使うと甘さが...»
創業が享保二十年(1735年)の鹿児島が誇る老舗中の老舗のしょうゆだ。塩辛さより大豆や麦の風味が生きたふくよかな甘みが特長で、素材を活かす鹿児島の郷土料理にはなくてはならない調味料。江戸時代から受け継いだ郷土特有の凝縮されたコクのある旨みたっぷり。甘口醤油に慣れない人は、まず卵かけご飯に使うといい。煮物や炒め物、焼き餅など、その味わい方はいろいろ。コンパクトなポケットサイズのミニ醤油は、お土産やお弁当用などにも最適。丁子屋では他に「うすくち」「つゆ」「ぽん酢」など、さまざまなタイプの商品が揃う。...»
ふわふわの生地のなかにあっさりしたなめらかなカスタードクリームが詰まった蒸し洋菓子。鹿児島を代表する菓子店「薩摩 蒸氣屋」による創作菓子。手に取ると潰れてしまうのではないかと思うほどスポンジがふんわりと柔らかく、口に入れるとトロ~リとしたどこか懐かしい感じのカスタードクリームの、まろやかで上品な甘さ、ソフトな風味と優しい味わいで、人気の鹿児島土産だ。常温はもちろん、冷やしたり凍らせたりしてもおいしく、冷凍庫で凍らせて食べてみると、中のカスタードクリームがアイスクリームのようになり、また違った味わいが楽しめる。鹿児島に訪れることがあれば、かるかん饅頭に並んでぜひ味わってほしい品。...»
誰もが知ってるボンタンアメ、これも鹿児島銘菓のひとつ。大正15年生まれで、そのパッケージは今も昔も変わらない。水飴、砂糖、麦芽糖、もち米などの原料はすべて植物性。特にもち米は佐賀・熊本産のヒヨクモチを、自社工場で精米・研米・製粉して一晩冷水にに浸したものを、蒸気釜で約2時間半じっくり練り上げて作る。南九州の特産果実、ボンタンの甘酸っぱく爽やかな風味とあのもちもちと柔らかな食感はこうして生まれたもの。オブラートの包みごと口に入れられるのも特長。土産店では6箱入りなど箱詰めされたものもある。 ボンタンアメは、鹿児島県鹿児島市に本社を置く1873年(明治6年)に創業したセイカ食品が、1925年(大...»
月揚庵のさつまあげは、いとより鯛のすり身を主原料とし、地酒や焼酎、黒砂糖で味付けし、植物性の菜種油で風味よく揚げてある。ほんのりした甘み、ぷりぷりの弾力、やはり本場は違うと実感できるおいしさだ。詰合せは人気のさつまあげが数種入り、いろいろな味を楽しめる。揚げたてのさつまあげをその日に出荷されて直送されるできたてさつまあげ、本場鹿児島の味を知らない人にぜひおみやげにしたい。 月揚庵 南海食品は、南九州で唯一の海産珍味加工製造業として発足しました。特に「ふぐ」の加工で全国的に知られるようになりましたが、近年の沿岸漁獲量の減少に伴い、さつまあげなど水産練製品の製造にも着手しました。その結果、県内で...»
ご当地レトルトカレーとして全国的にも有名。霧島熟成神話豚とは独自の豚種配合で生まれたオリジナル配合豚、鹿児島県産の黒豚ブランド。そのとろけるような脂身を持つ豚肉に、じっくり煮込んだ自家製とんこつスープをベースにしたコクのあるカレールーが絶妙にマッチしている。まずはとんこつスープを1日かけて煮込み一晩寝かせて作り、さらにカレー粉、各種スパイス、そして霧島熟成神話豚の角切り肉を加え、じっくりことこと煮込んで仕上げる。手間暇かけた職人たちの手作業で作られ、1回(1釜)600食と生産量が限られている。やわらかく煮込まれた黒豚のとろける旨みとコクがたっぷりと感じられる熟成カレー。希少価値が高く、誰にも喜...»
甘いと言われる九州のしょうゆの中でも、特に甘口の鹿児島しょうゆ。素材を引き立てるまろやかな甘みとほどよいとろみが特長で、卵かけに、刺身しょうゆに、使い慣れるとクセになるおいしさだ。調理に使うとその甘みとコクで味がととのえやすく、砂糖などの調味料を減らすことがでる。また塩分も控えめだからヘルシーだ。しょうゆの味を左右するもろみは、天然醸造のもろみを使用。仕込みの際に使われる水に天然の地下水を使っているのもこだわり。機械に頼らず大半を人の手で作られる少量生産の味わいを舌で確認したい。 鹿児島の甘口醤油は、九州の醤油の中でも特に甘いと言われています。全国の醤油の生産量のわずか1%しか造られておらず...»
甲突川は、鹿児島県の薩摩半島を流れる二級河川であり、甲突川水系の本流です。この川は鹿児島市を縦断し、鹿児島湾(錦江湾)に注ぎます。歴史的にも、鹿児島城の外堀として重要な役割を果たしてきました。また、災害の歴史も多く残されており、その影響が今なお感じられる地域です。 地理と源流 甲突川は、鹿児島市郡山町にある八重山(標高676.8メートル)の中腹に位置する「甲突池」から始まります。そこから南東方向に流れ出し、鹿児島市内を南北に分断する形で錦江湾に流れ込みます。この流域には、鹿児島の自然豊かな風景が広がり、市街地に入ると街の中心部を流れる重要な水源として機能しています。 鹿児島城と甲突川 ...»
鹿児島県立吉野公園は、鹿児島県鹿児島市吉野町に位置する美しい都市公園です。この公園は、県民の休養やレクリエーションの場として、1964年(昭和39年)から約8年間にわたり都市計画事業の一環として整備されました。緑豊かな自然環境に囲まれ、多様な植物や花々が彩るこの公園は、訪れる人々に癒しと安らぎを提供しています。 吉野公園の概要 鹿児島県立吉野公園は、鹿児島市の中心地である天文館付近から北東に約8キロメートル、標高234メートルの台地に位置しています。展望台からは、桜島や錦江湾、霧島連山、そして開聞岳などの雄大な景色を一望でき、自然の美しさを存分に堪能できます。また、園内には様々な施設が整備...»
悪石島は、鹿児島県の吐噶喇(トカラ)列島に属する島で、豊かな自然と独特の文化が魅力です。この島には、いくつかの温泉があり、観光客や島民にとってリラックスできる場となっています。本記事では、悪石島の主要な温泉施設とその特徴について詳しく紹介します。 湯泊温泉 温泉の概要 湯泊温泉は、悪石島の北側に位置し、キャンプ場に併設されています。この温泉は、島民にとって無料で利用できる一方、外来者には200円の料金がかかります。温泉は内湯と露天風呂があり、四季折々の自然を楽しみながらゆったりと過ごすことができます。ただし、冬季には露天風呂に湯が入れられないため、その点には注意が必要です。 泉質 湯...»
吹上浜は、鹿児島県西部のいちき串木野市・日置市・南さつま市にまたがる砂丘海岸です。この地域は、日本三大砂丘の一つとして知られており、日本の渚百選にも選定されています。薩摩半島西岸に位置し、東シナ海に面するこの地域は、1953年に県立自然公園に指定されました。また、南部には吹上浜海浜公園があり、1987年から毎年「吹上浜砂の祭典」が開催されています。 所在地と概要 吹上浜は、鹿児島県西部の羽島崎(いちき串木野市)から相星川(南さつま市)にかけての東シナ海沿岸に広がる、全長約47キロメートルの弧状の砂丘海岸です。この砂丘は、いちき串木野市、日置市、南さつま市の3市にまたがり、南北に広がっていま...»
石橋記念公園は、鹿児島県鹿児島市浜町に位置する県立公園です。この公園は、江戸時代後期に島津重豪の命令で市内を流れる甲突川に架けられた「五石橋」のうち、3つの橋を移設して作られました。移設された橋は「玉江橋(たまえばし)」「高麗橋(こうらいばし)」「西田橋(にしだばし)」で、これらの石橋を中心に公園が整備され、博物館も併設されています。 公園の概要 石橋記念公園は、甲突川の歴史的な石橋を保存するために設立された都市公園です。公園内には石橋の歴史や技術に関する展示が行われているほか、橋を造った肥後の名石工・岩永三五郎の像も建てられています。2008年の大河ドラマ「篤姫」のロケ地としても知られ、...»
かごしま健康の森公園は、鹿児島県鹿児島市犬迫町に位置する都市公園です。1992年にオープンし、指定管理者制度に基づいて公益財団法人鹿児島市公園公社が管理・運営を行っています。市民が健康的な活動を楽しむ場として、多様な施設と豊かな自然環境が整備されている公園です。 公園の概要 かごしま健康の森公園は、鹿児島市制100周年記念事業の一環として開設されました。この公園のモットーは「緑豊かな自然の中で楽しみながら健康運動ができる公園」です。公園は静かな高台に位置しており、人工の滝や水路、噴水が美しい景観を作り出しています。さらに、園内からは雄大な桜島の姿を一望することができ、自然との調和が取れた場...»
鹿児島市立美術館は、鹿児島県鹿児島市城山町に位置する、鹿児島市が運営する美術館です。この美術館は、主に近代洋画を中心に展示されており、鹿児島の文化ゾーン内にあるため、周辺には多くの文化施設が集まっています。例えば、西郷隆盛の銅像や鹿児島県立博物館、鹿児島県立図書館、鹿児島県歴史資料センター黎明館などがあります。 鹿児島市立美術館の沿革 鶴丸城と鹿児島市役所 現在の美術館がある敷地は、かつて島津氏の居城であった鶴丸城の二の丸がありました。1892年(明治25年)から1937年(昭和12年)までは鹿児島市役所の市庁舎が置かれていましたが、その後、1939年(昭和14年)にはこの市庁舎を再利用...»
鹿児島県立博物館は、鹿児島県鹿児島市に位置する博物館です。博物館は本館、別館、旧考古資料館の3つの建物で構成されており、鹿児島の自然や生物多様性、歴史について学べる施設です。南北に広がる鹿児島県の豊かな自然を背景に、昆虫、脊椎動物、植物、地質学、古生物学、天文学など、さまざまな分野の展示が行われています。 展示内容 鹿児島県立博物館は、本館と別館で多彩な展示を行っています。本館は3階建てで、1階には企画展示室、2階には自然総合展示室A、3階には自然総合展示室Bがあります。自然総合展示室では、鹿児島の海、川、湖沼、山、大地に関する展示が行われており、鹿児島の豊かな自然を多角的に紹介しています...»
南洲神社は、鹿児島県鹿児島市上竜尾町に鎮座している神社です。この神社は、西南戦争で戦死した西郷隆盛命をはじめとする薩摩軍の戦没者6800柱を祀っており、歴史的な意義が非常に高い場所です。旧社格は無格社で、隣接する南洲墓地には西郷隆盛の遺体が埋葬されています。 南洲神社の概要 南洲神社は、鹿児島市の歴史的な場所であり、西郷隆盛と西南戦争に深く関わっています。西南戦争の際、薩摩軍の多くの兵士がこの地で命を落としました。彼らの霊を祀るため、この神社が建立されました。西郷隆盛は薩摩の英雄として尊敬されており、その偉業を称えるために、多くの参拝者が訪れます。 祭神 南洲神社の祭神は、西郷隆盛命お...»
黒神埋没鳥居は、鹿児島県鹿児島市黒神町にある腹五社神社の鳥居を指します。この鳥居は1914年に発生した桜島の大正大噴火によって火山灰と軽石により埋没しました。この鳥居は鹿児島県指定天然記念物であり、桜島・錦江湾ジオパークの重要なジオサイトの一つとしても知られています。 大正大噴火とその影響 1914年(大正3年)1月12日に桜島で発生した大正大噴火は、20世紀以降の日本で最も大規模な火山噴火の一つでした。この噴火では、桜島全域に甚大な被害が及び、特に黒神集落は深刻な被害を受けました。噴出物により、集落の246戸のうち197戸が消失し、軽石や火山灰によって大部分が埋没しました。 この大噴火...»
磯海水浴場は、鹿児島県鹿児島市吉野町に位置し、錦江湾(きんこうわん)に面している海水浴場です。錦江湾を挟んで対岸には雄大な桜島を望むことができ、その美しい景観とアクセスの良さから、夏季になると多くの海水浴客で賑わいます。特に、鹿児島市内に近いこともあり、地元の家族連れや観光客に人気のスポットです。 磯海水浴場の特徴 磯海水浴場の最大の魅力は、錦江湾越しに見る桜島の景色です。この自然の雄大な景観を楽しみながら、家族や友人と一緒に海水浴を楽しむことができます。また、夏のシーズンには、多くの海水浴客で賑わうため、国道10号線では渋滞が頻繁に発生することもあります。磯海水浴場は、地元の学校行事とし...»
三島村・鬼界カルデラジオパークは、鹿児島県の三島村全域およびその周辺海域を含むジオパークです。この地域は、自然の驚異と人間の営みが共存する場所として知られ、2015年9月には正式に日本ジオパークとして認定されました。 概要 三島村・鬼界カルデラジオパークは、薩摩半島の南に位置し、竹島、硫黄島、黒島の3つの有人島と、それを囲む海底カルデラによって構成されています。これらの島々は、日本で最も新しい巨大噴火の痕跡が残る火山島であり、独特な地形や自然環境が広がっています。 このジオパークでは、火山活動による災害と、それに伴う自然の恵み(鉱物資源や地熱、温泉など)を学ぶことができるほか、島々の豊か...»
腹五社神社は、鹿児島県鹿児島市黒神町にある神社で、旧社格は村社です。「原五社神社」とも書かれることがあります。 概要 腹五社神社は桜島の東部に位置しており、境内には「黒神埋没鳥居」として知られる鳥居があります。この鳥居は、1914年(大正3年)の桜島大正大噴火によって噴石により上部を残して埋没しており、鹿児島県指定の天然記念物となっています。 歴史 古くは五社大明神とも呼ばれていた腹五社神社は、寛永2年(1625年)に島津家久の命により現在地から黒神村の浜辺に移転しました。その後、寛政10年(1698年)に再び現在地に遷宮されました。 安永8年(1779年)の安永大噴火の際、黒神から...»
湯之元温泉は、鹿児島県日置市東市来町湯田に位置する温泉地で、中薩地方有数の規模を誇ります。この地域は薩摩焼の産地としても有名であり、温泉街とともに伝統文化を感じられる場所です。 泉質と温泉街の特徴 泉質 湯之元温泉の泉質は単純温泉で、硫黄成分を含んでいますが、硫黄特有の刺激臭はそれほど強くありません。肌にやさしく、リラックスできる温泉として知られています。 温泉街の風景 温泉街は国道3号沿いに広がっており、市街地と一体化しているため、観光地としての温泉街というよりは、地元に溶け込んだ日常の風景が見られます。しかし、元湯「打込湯」周辺には、昔ながらの湯治場の雰囲気が色濃く残っており、歴...»
有村溶岩展望所は、桜島火山の南岳の南側に位置する有村町にあり、国道224号に接しています。入場は無料で、大正溶岩原に作られた展望所です。全長約1kmの遊歩道があり、一面に広がる溶岩原とそこに根を張るクロマツが見え、円錐形の南岳だけでなく、鹿児島湾とその向こうまで一望できます。 歌碑の設置 展望所内には以下の歌碑が設置されています。 高野素十歌碑 平野国臣歌碑 海音寺潮五郎歌碑 有村町 鹿児島市の町 有村町(ありむらちょう)は、鹿児島県鹿児島市の町で、旧大隅国大隅郡桜島郷有村、鹿児島郡東桜島村大字有村に属しています。 概要 有村町は鹿児島市の東部に位置し、活火山である...»
鹿児島城は、鹿児島県鹿児島市城山町(薩摩国鹿児島郡城山麓)にあった江戸時代の日本の城で、別名は鶴丸城(つるまるじょう)です。地元では古くからこの別名で呼ばれており、その由来は屋形の形状が鶴が羽を広げたように見えたことにあります。 概要 鹿児島城は1601年(慶長6年)に島津忠恒(家久)によって築城され、以後廃藩置県まで島津氏の居城でありました。城跡は現在、国の史跡に指定されています。 構造と設計 鹿児島城は江戸時代初期に築かれた平山城で、城山とその麓に位置しています。城山は南北朝時代には「上乃山城」および「上山城」として上山氏の居城でありましたが、後に島津氏に明け渡されました。その後、...»
鹿児島県歴史資料センター黎明館は、鹿児島県鹿児島市城山町に位置する歴史資料館です。1983年(昭和58年)10月に開館し、地域の歴史や文化を広く紹介しています。 施設概要 黎明館は、薩摩藩主・島津氏の居城であった鶴丸城跡に建設されました。周辺には、西郷隆盛銅像や鹿児島県立博物館、鹿児島県立図書館、鹿児島市立美術館、かごしま近代文学館・かごしまメルヘン館などが集まり、「かごしま文化ゾーン」を形成しています。 沿革 黎明館は開館以来、多くの来館者を迎え、以下のような節目を迎えています。 1983年(昭和58年) - 開館。 1990年(平成2年) - 常設展入館者100万人達成。 ...»
吹上温泉は、鹿児島県日置市吹上町湯之浦に位置する歴史ある温泉地です。かつては伊作温泉や湯之浦温泉としても知られ、多くの文人や著名人に愛されてきたこの温泉地は、南薩地方の豊かな自然環境の中で、静かな温泉街の情緒を今も残しています。 温泉の概要 泉質 吹上温泉の泉質は単純硫黄泉で、源泉の温度は約43℃です。泉質には硫化水素成分が含まれており、独特の温泉らしい香りが特徴です。この温泉は肌に優しく、リラックス効果が期待できるとして人気があります。 温泉街 吹上温泉の温泉街は、南薩地方の西部に位置し、訪れる人々に素朴で温かな雰囲気を提供しています。西方には日本有数の広大な砂丘である吹上浜が広が...»
一宇治城は、鹿児島県日置市伊集院町大田にあった中世の日本の山城で、薩摩国伊集院氏の拠点としてその歴史を刻みました。標高144メートルの自然の山を利用して築かれたこの城は、島津氏と伊集院氏の激動の歴史を物語る貴重な遺構です。 一宇治城の概要 一宇治城は、大小30あまりの曲輪(くるわ)から構成されており、それぞれが独立性を持って配置されています。主な曲輪には、「神明城」「伊作城」「中尾曲輪」「釣瓶城」「弓場城」「護摩所」「南之城」「上平城」などがあります。これらの曲輪の配置は、畿内の近世城郭とは異なり、より独立した構造を持っている点が特徴的です。特に「神明城」を中心とする曲輪は、土塁を再構築し...»
徳重神社は、鹿児島県日置市伊集院町徳重に位置する神社です。祭神は島津義弘、すなわち精矛厳健雄命(くわしほこいずたけをのみこと)で、その木像が神体として祀られています。本来「さきへじんじゃ」と読まれていたものが、現在では「とくしげじんじゃ」として親しまれています。 概要 徳重神社は、祭神として島津義弘を祀る由緒ある神社です。例年10月第4日曜日に行われる「妙円寺詣り」は、鹿児島市から多くの人々が訪れる伝統行事として有名です。 所在地と背景 徳重神社の現在の敷地には、かつて義弘の菩提寺である妙円寺がありました。神仏習合の影響で、寺院と神社が一体となった信仰が行われていましたが、明治2年(1...»
城山は鹿児島市中央部に位置する山であり、国の史跡および天然記念物に指定されています。かつては「鶴丸山」や「上之山」とも呼ばれたこの山は、歴史的な意義を持つ場所です。以下では、城山の特徴と歴史について詳しくご紹介します。 概要 城山は鹿児島市の中心部にある丘陵で、城山展望台の標高は107mまたは108mとされています。また、北方に位置するMBC南日本放送城山送信所跡地(鹿児島市長田町)付近には標高123.4mの三角点があります。山の大部分はシラスで構成されており、現在は城山公園として整備されています。徒歩や車でのアクセスが可能であり、鹿児島市内から鹿児島湾や桜島を望む絶好の景観スポットとして...»
東市来町美山は、鹿児島県日置市に位置する大字で、かつては薩摩国日置郡伊集院郷苗代川村と呼ばれていました。この地域は、安土桃山時代にさかのぼる深い歴史を持ち、薩摩焼の発祥地としても知られています。 歴史の概要 東市来町美山は、慶長の役(1592-1598年)において島津氏によって朝鮮半島から連行された陶工たちが集まって形成された「苗代川村」にその起源を持ちます。彼らは薩摩焼の生産を開始し、その技術と文化は薩摩藩の保護の下で発展しました。特に、1867年のパリ万国博覧会に出展された薩摩焼は世界的に注目を集め、国際的な評価を受けました。 観光スポットとしての美山 美山は、薩摩焼の歴史や文化を...»
錦江湾公園は、鹿児島県鹿児島市平川町に位置する都市公園(風致公園)です。この公園は、鹿児島市公園緑化課が管理しており、隣接する平川動物公園との相互利用も可能です。 公園の概要 錦江湾公園は、標高126メートルの丘陵地に位置し、その斜面を活かして様々な運動施設が整備されています。また、高台の展望広場からは、桜島や錦江湾の美しい景色を望むことができ、訪れる人々にリフレッシュの場を提供しています。 バラ園 公園内には面積約5,200平方メートルのバラ園があり、約1,500株のバラが植えられています。毎年5月中旬には「はなまつり」が開催され、色とりどりのバラが見頃を迎えます。この時期には、多く...»
妙円寺詣りは、鹿児島県日置市で毎年10月の第4週の土曜日と日曜日に開催される、歴史的な行事です。この行事は、鹿児島三大行事の一つとして知られており、江戸時代から続く伝統を今に伝えています。 概要 妙円寺詣りは、かつての鹿児島城の城下町である鹿児島市から、武将・島津義弘が祀られている徳重神社を目指して歩く行事です。江戸時代から続いているこの行事は、島津義弘が関ヶ原の戦いで見せた奇跡的な生還を記念し、心身を鍛えることを目的として行われています。 歴史 妙円寺詣りの起源 妙円寺詣りの起源は、戦国時代の名将・島津義弘に由来します。義弘は自らの菩提寺として妙円寺を指定し、自身の木像を仏師・康厳...»
おはら祭は、鹿児島県鹿児島市で毎年11月2日・3日に行われる祭りで、鹿児島市の秋の風物詩として親しまれています。この祭りは、鹿児島県内においても「鹿児島三大まつり」の一つとされ、地域住民や観光客にとって重要なイベントとなっています。 おはら祭の概要 おはら祭では、高見馬場交差点からいづろ交差点、さらに桟橋通りまでにわたって、約2万人もの踊り連が連なり、「鹿児島おはら節」や「鹿児島ハンヤ節」、「渋谷音頭」などの踊りが披露されます。祭りは、華やかな総踊りだけでなく、さまざまな催し物が開催される点が特徴です。 夜祭りと本祭り おはら祭は、2日に行われる前夜祭の夜祭りと、3日に行われる本祭りで...»
新川渓谷温泉郷は、鹿児島県霧島市牧園町(旧大隅国)の新川渓谷一帯に広がる温泉群を総称したものです。近年では、その範囲が霧島市隼人町の温泉も含むようになり、多くの観光客が訪れる癒しの地として知られています。 歴史 新川渓谷温泉郷は、1967年(昭和42年)10月19日に厚生省告示第420号により、隼人・新川渓谷温泉郷として国民保養温泉地に指定されました。指定された温泉には、日の出、塩浸、安楽、新川、妙見、日当山の各温泉が含まれています。この地域は古くから温泉療養地として知られており、歴史的な人物が訪れたことでも有名です。 温泉地の紹介 日の出温泉 日の出温泉は、宿泊施設はなく、ドライブ...»
和気神社は、鹿児島県霧島市に位置する歴史深い神社であり、藤まつりなどの行事でも知られています。この神社は、和気清麻呂公命(わけのきよまろ)の霊を祀っており、その神号は「護王大明神」です。歴史的な背景や由緒ある祭祀が行われ、参拝者にとっては神聖な場所となっています。 和気神社の概要 和気神社は、霧島市の静かな山間に佇む神社で、清麻呂公がこの地に流されたことに由来しています。神社の境内は、春になると美しい藤の花で彩られ、地元や観光客に親しまれています。毎年開催される「藤まつり」では、多くの人々が訪れ、その美しさを楽しみます。 祭神とその由来 和気神社の祭神である和気清麻呂は、神護景雲3年(...»
犬飼滝は、鹿児島県霧島市に位置する美しい滝で、地域の自然景観を象徴する存在です。この滝は、古くから歴史的な出来事や人物とも深く結びついています。 和気清麻呂の伝説 奈良時代末期から平安時代初期にかけての律令官僚である和気清麻呂(わけ きよまろ、733年-799年)は、道鏡の皇位継承を阻止したことからその怒りを買い、この地に流されたと伝えられています。この地域には、和気清麻呂を祭神として祀る和気神社が存在しており、滝とともに歴史的な背景を感じさせる場所となっています。 坂本龍馬とお龍の訪問 幕末の志士、坂本龍馬が妻お龍とともに日本初の新婚旅行を行った際、この犬飼滝を訪れました。龍馬は姉乙...»
鹿児島神宮は、鹿児島県霧島市隼人町内に位置する由緒ある神社です。式内大社(国幣大社)であり、大隅国一宮とされています。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社に指定されています。かつては「大隅正八幡宮」や「国分八幡宮」とも呼ばれていました。 神社の概要 鹿児島神宮は、霧島市の自然豊かな地域に鎮座しており、その美しい大鳥居が印象的です。神社の敷地内には、歴史的価値の高い建造物が数多く存在し、多くの参拝者が訪れる場所となっています。 祭神 現在、鹿児島神宮で祀られている主祭神と相殿神は以下の通りです。 主祭神 天津日高彦火火出見尊(あまつひだかひこほほでみのみこと) - 山幸彦とし...»
丸尾温泉は、鹿児島県霧島市牧園町(旧国大隅国)に位置する温泉地です。霧島温泉郷の中心的な存在であり、地域全体を代表する温泉地として「霧島温泉」とも呼ばれることがあります。豊富な湯量と多様な泉質が魅力で、多くの宿泊施設や観光スポットが集まるため、観光拠点としても非常に人気があります。 温泉の概要 泉質 丸尾温泉は以下のような多様な泉質を誇ります。 食塩泉: 体を温める効果が高い泉質です。 単純硫化水素泉: 皮膚に優しく、美容効果も期待されます。 硫黄泉: 血行を促進し、リラックス効果があります。 源泉の温度は36℃から80℃と幅広く、さまざまな入浴スタイルに適した温泉が楽し...»
霧島温泉郷は、鹿児島県霧島市から湧水町にかけての霧島山中腹に点在する温泉群の総称です。狭義には、大浪池の南西斜面に位置する中津川(天降川の支流)流域にある、古くから知られている温泉群を指します。1959年(昭和34年)5月4日、「霧島温泉」として旧・霧島町の霧島神宮温泉とともに国民保養温泉地に指定されました。 霧島温泉郷の概要 狭義の霧島温泉郷 硫黄谷温泉 硫黄谷温泉は、1714年(正徳4年)に飯田喜八によって発見されました。江戸時代の温泉番付『諸国温泉功能鑑』には「薩摩硫黄湯」として記載されており、皮膚病に効能があるとされていました。江戸時代後期の地誌『三国名勝図会』にも挿絵とともに...»
新燃岳は、九州南部の霧島山中央部に位置し、標高1,421mの活火山です。霧島山は古くから噴火を繰り返しており、新燃岳もその一部として知られています。山頂には直径750mの円形火口があり、火口の底には「新燃池」と呼ばれる青緑色の火口湖がかつて存在していました。 位置と地質 新燃岳は、霧島山の最高峰である韓国岳と、霧島山東部に聳える霊峰・高千穂峰の中間に位置しています。地質的には、輝石安山岩からなる基盤山体の上に火砕丘が重なっている構造で、火口の南側には「兎の耳」と呼ばれる二つの岩峰が屹立しています。 霧島屋久国立公園と新燃岳 新燃岳の山域は、1934年(昭和9年)3月16日に霧島屋久国立...»
醫師神社は、鹿児島県霧島市国分敷根にある神社です。地元では「やくっさー」として親しまれており、これは「薬師様(やくしさま)」の方言に由来しています。現在では「医師神社」として表記されることが多いです。 神社の概要 醫師神社は、少名毘古那神(すくなびこな)を主祭神とし、応神天皇、神功皇后、火産霊神(ほむすびのかみ)、天御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)、豊宇気比売命(とようけひめのみこと)が配祀されています。これらの神々は、明治42年(1909年)に合祀されたものです。 醫師神社の歴史 明治維新以前、醫師神社は「門倉薬師」と呼ばれ、薩摩藩の三薬師の一つに数えられていました。しかし、...»
剱神社は、鹿児島県霧島市国分敷根に位置する神社です。現在は「剣神社」と表記されることが多いですが、歴史的には「剱神社」として知られていました。 概要 剱神社は、日本武尊(やまとたけるのみこと)を主祭神とし、天児屋根命(あめのこやねのみこと)、剱彦神、大臼命、小臼命(日本武尊)、太玉命、菅原道真公を配祀しています。これらの配祀神は1910年(明治43年)に他の神社から合祀されました。 歴史と由緒 古くは、剱岩(つるぎいわ)の頂上に石祠があり、拝殿はその麓にあったと言われています。この剱岩の名の由来は、日本武尊が熊襲(くまそ)征伐の際に熊襲の動向を探るために登り、剣を抱きながら野営したとい...»
蛭児神社は、鹿児島県霧島市隼人町内に位置する歴史ある神社です。この神社は、江戸時代までは大隅国における第二の神社とされ、二之宮大明神とも呼ばれていました。 神社の概要 蛭児神社は、霧島市隼人町の静かな場所に佇んでいます。鳥居をくぐると、社叢と呼ばれる豊かな自然の中に社殿が建てられており、参拝者はその厳かな雰囲気に包まれます。 祭神 この神社の祭神は、蛭児尊(ひるこのみこと)です。蛭児尊は日本神話における神々の一人であり、神話の中では天磐橡樟船(あまのいわくすのふね)に乗せられて海に流されたと言われています。 神社の由緒 蛭児神社の創建は、神代にさかのぼると伝えられていますが、現在の...»
鹿児島県上野原縄文の森は、鹿児島県霧島市国分上野原縄文の森に位置する県営の歴史公園および考古学系博物館施設です。この施設は、国の史跡に指定された上野原遺跡を保存・公開し、縄文時代の暮らしを現代に伝える貴重な文化財の一つです。 概要 上野原遺跡は、標高250~260メートルの台地上に位置し、縄文時代早期(約9500年前)から中世にかけての複合遺跡です。当初、ここは工業団地として造成される予定でしたが、1986年の工事中に弥生時代の竪穴建物が発見されたことから、遺跡の発掘調査が行われました。 その結果、縄文時代早期の定住集落が発見され、竪穴建物52軒や集石遺構、さらには中世の遺構や遺物も出土...»
霧島神宮温泉は、鹿児島県霧島市(旧大隅国)の霧島神宮周辺に広がる温泉地です。霧島山の雄大な自然と、霧島神宮という歴史ある神社に囲まれたこの温泉地は、観光客に人気の癒しのスポットです。 霧島神宮温泉の概要 霧島神宮温泉は、単純温泉と硫化水素泉の二つの泉質を持つ温泉です。1989年(平成元年)には、1日あたりの総湧出量が約3000トンに達するほどの豊富な湧き水が特徴です。霧島神宮を中心に、霧島山新燃岳の中腹から霧島川に沿って南北約8キロメートルの範囲にわたって温泉施設が点在しています。この地域には、伝統的な旅館やリゾート施設が多く、さらに遊戯施設も備わっており、訪れる人々に多様な楽しみを提供し...»
大浪池は、鹿児島県霧島市の北東部、霧島山にある直径630メートル、周囲約2キロメートルのほぼ円形の火口湖です。大浪池は霧島山の火山活動によって形成されたもので、古くは「大波池」とも呼ばれていました。 大浪池の概要 大浪池は、約4万年前に霧島山の火山活動によって形成された火口の跡に水がたまってできた火口湖です。池の水深は約11.6メートルで、暗青緑色の美しい水面が広がっています。水の透明度は非常に高く、池底まで見通すことができるほどです。水質は強い酸性であり、pHは約5.20ですが、その中でもフナが生息していることが確認されています。大浪池は流出する川を持たないため、静かで神秘的な雰囲気を持...»
西郷公園は、鹿児島県霧島市溝辺町麓に位置する歴史的な公園で、正式名称は「霧島市西郷公園」となっています。霧島市が管理・運営しており、鹿児島空港から非常に近く、アクセスが便利な観光スポットとして人気を集めています。 概要 西郷公園は、鹿児島空港から国道504号を挟んで向かい側に位置しており、京都に建立される予定であった西郷隆盛像を有志が当地に誘致したことがきっかけで、1988年に公園として整備されました。この西郷隆盛像は、公園のシンボルとなっており、多くの観光客が訪れる理由の一つです。 また、公園の入り口は薩摩藩別邸をイメージしてデザインされており、歴史的な雰囲気を感じさせる造りとなってい...»
塩浸温泉は、鹿児島県霧島市に位置する歴史ある温泉地で、地元では「鶴の湯」としても知られています。この温泉は、新川渓谷温泉郷の一部で、天降川(新川)水系石坂川の渓谷に囲まれた美しい自然の中にあります。また、温泉は国道223号沿いに位置し、近隣には塩浸発電所があり、利便性の良い場所です。2010年(平成22年)の改装に伴い、「塩浸温泉龍馬公園」として新たにオープンし、坂本龍馬にまつわる歴史や観光スポットとしても親しまれています。 温泉の歴史と龍馬との関わり 古くからの湯治場 塩浸温泉は1806年(文化3年)に発見され、温泉の効能を求めて多くの人々が訪れるようになりました。当時、この温泉で傷を...»
日当山温泉は、鹿児島県に位置する温泉群です。この温泉は、鹿児島県内で最も古い温泉の一つであり、霧島市の国分平野北西部から中部にかけて広がる温泉地帯の総称です。古くから多くの湯治客に親しまれており、西郷隆盛が頻繁に訪れたことでも知られています。 日当山温泉の概要 日当山温泉は、霧島市隼人町を中心に散在している温泉地で、「隼人温泉」とも呼ばれています。狭義には、隼人町東郷から隼人町内にかけての天降川と国道223号に挟まれた約500mの区域を指しますが、広義には姫城温泉や国分温泉などを含む場合もあります。これらの温泉は、いずれも美しい自然に囲まれた静かな場所にあり、リラックスしたひとときを過ごす...»
霧島山は、九州南部の宮崎県と鹿児島県の県境付近に広がる火山群を指します。霧島連山や霧島連峰、霧島山地、霧島火山群などとも呼ばれるこの地域は、標高1,700メートルの韓国岳(からくにだけ)を最高峰とし、霊峰高千穂峰(たかちほのみね、標高1,574メートル)を含む多くの山々が連なり、壮大な山塊を形成しています。 火山活動と防災対策 霧島山は有史以来、噴火を繰り返す活火山として知られ、特に新燃岳(しんもえだけ)と御鉢(おはち)では活発な火山活動が続いています。これらの火山は気象庁の火山ランクでBに分類されており、火山噴火予知連絡会によって監視・観測体制の強化が求められる火山に選定されています。火...»
龍門滝は、鹿児島県姶良市加治木町を流れる網掛川の中流に位置する、高さ46メートル、幅43メートルの美しい滝です。この滝は「日本の滝百選」に選ばれており、その壮大な景観から「龍門の滝」(りゅうもんのたき)とも呼ばれています。 概要 龍門滝は、網掛川がシラス台地から姶良平野へ流れ出す地点に位置しており、比較的開けた場所にあるため、遠方からも眺めることができます。特に九州自動車道を走行する際には、その姿を車内からも楽しむことができます。 この滝の水量は、上流で農業用水が取水されることから、季節や天候によって大きく変動します。特に5月末から9月にかけての農繁期に少雨が続くと、滝の流れがほとんど見...»
蒲生のクスは、鹿児島県姶良市蒲生町上久徳にある蒲生八幡神社の境内に位置するクスノキの巨木で、日本最大のクスノキとして知られています。国の特別天然記念物にも指定され、その圧倒的な存在感は地域の象徴となっています。 概要 蒲生のクスは、地上から1.3メートルの高さでの幹周が24.2メートル、根回りが33.5メートル、樹高は約30メートルに達する巨木です。幹の内部には約13平方メートル、畳8畳分に相当する広さの空洞があり、樹齢は約1500年と推定されています(平成23年現在)。 このクスノキは、昭和63年(1988年)に環境庁が行った「巨樹・巨木調査」において、日本最大の巨木として認定されまし...»
蒲生八幡神社は、鹿児島県姶良市蒲生町上久徳に位置する歴史的な神社です。旧名は「正八幡若宮八幡宮」とされており、八幡三神を祀る由緒ある神社です。 概要 蒲生八幡神社は、鹿児島県姶良市蒲生町にある由緒正しい神社で、かつては「正八幡若宮八幡宮」と呼ばれていました。現在も多くの参拝者が訪れ、地域の信仰の中心としての役割を果たしています。 祭神 蒲生八幡神社では、以下の八幡三神を祀っています。 応神天皇 仲哀天皇 神功皇后 摂社・末社 蒲生八幡神社には、以下の摂社および末社が設けられています。 四所宮(仁徳天皇・宇治皇子・ウレ姫・クレ姫を祀る) 武内神社(武内宿禰を祀る...»
高千穂河原は、鹿児島県霧島市に位置する霧島山の中岳と御鉢の谷間にある地域です。この地名は古くは「瀬多尾越(せたおごえ)」と呼ばれていました。中世にはこの場所に霧島神宮が鎮座していましたが、御鉢の噴火による焼失後、現在は古宮址(ふるみやあと)としてその跡が残されています。 古宮址の歴史 霧島神宮は、かつて高千穂峰と御鉢の間の「瀬多尾」にありましたが、噴火による度重なる焼失に見舞われました。延暦7年(788年)7月の御鉢の噴火で焼失した後、天暦年間に性空(しょうくう)によって現在の高千穂河原に再興されました。しかし、1234年1月18日(文暦元年12月28日)の御鉢の噴火により再び焼失してしま...»
高千穂峰(たかちほのみね)は、宮崎県と鹿児島県の県境に位置する標高1,574メートルの火山です。霧島連峰の第二峰であり、日本二百名山の一つにも数えられています。この山は霧島錦江湾国立公園に指定されており、美しい山容を持つ典型的な成層火山です。高千穂峰の周辺には、活火山である御鉢(おはち)や二ツ石などの寄生火山が見られます。 位置と行政境界 高千穂峰は宮崎県の小林市、西諸県郡高原町、都城市の境界部に位置し、鹿児島県霧島市(旧姶良郡霧島町)が御鉢西斜面と火口内縁部分に入り込んでいます。山頂部は宮崎県西諸県郡高原町に属しており、御鉢西斜面内凹縁線と御鉢火口内縁線そのものが宮崎・鹿児島両県の県境を...»