原産地はカスピ海南方地域や米北部といわれ、インドを通じて、天平年間に日本に伝播した。本格的に栽培が始まったのは、ヨーロッパ系の優良種が導入された明治に入ってからである。さやが上向きに付くので「空豆」、さやの形が蚕に似ているので「蚕豆」と書かれ、そらまめと呼ばれるようになった説もある。主成分は、糖質とたんぱく質、ビタミン類やミネラル類、また食物繊維等も含んでいる。とりたてを塩ゆでにして食べるのは最高に美味で、塩ゆで以外でも、まめご飯や天ぷら、ポタージュなど、料理の材料としても、幅広い野菜でもある。
旬 4月 5月