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鹿児島県立博物館

(かごしま けんりつ はくぶつかん)

鹿児島県立博物館は、鹿児島県鹿児島市に位置する博物館です。博物館は本館、別館、旧考古資料館の3つの建物で構成されており、鹿児島の自然や生物多様性、歴史について学べる施設です。南北に広がる鹿児島県の豊かな自然を背景に、昆虫、脊椎動物、植物、地質学、古生物学、天文学など、さまざまな分野の展示が行われています。

展示内容

鹿児島県立博物館は、本館と別館で多彩な展示を行っています。本館は3階建てで、1階には企画展示室、2階には自然総合展示室A、3階には自然総合展示室Bがあります。自然総合展示室では、鹿児島の海、川、湖沼、山、大地に関する展示が行われており、鹿児島の豊かな自然を多角的に紹介しています。

別館の展示

別館は宝山ホール(県文化センター)の4階にあり、プラネタリウムや恐竜化石展示室が併設されています。恐竜の全身骨格としては、アロサウルスやカンプトサウルスの展示があり、特に恐竜好きの方にとっては魅力的な展示となっています。

特別展示と3D劇場

鹿児島の人々と自然の関わりについて学べる常設展示に加えて、ディスカバリールームや3D劇場など、子どもから大人まで楽しめる施設も充実しています。3D劇場では、鹿児島の自然や生態系について視覚的に学べるプログラムが上映されており、視覚と体験を通して深い理解を得ることができます。

歴史的建造物としての価値

考古資料館

1883年に県立興業館として竣工した考古資料館は、1998年に国の登録有形文化財に登録されました。この建物は、鹿児島の考古学的な重要性を示す貴重な資料を展示する場として機能しています。

博物館本館

本館は1927年に県立図書館として竣工され、九州初の鉄筋コンクリート造の図書館として注目されました。2008年には登録有形文化財に登録され、現在もその歴史的価値を伝え続けています。

歴史的な概要

鹿児島県立博物館の歴史は1914年にさかのぼります。鹿児島県立図書館内に設置された博物部常任委員会がその始まりです。現在の本館は1981年に開館し、県内外の研究者や学芸員による研究活動が活発に行われています。

沿革

アクセス方法

鹿児島県立博物館へのアクセスは非常に便利です。鹿児島市営バス、鹿児島交通、南国交通、JR九州バスの「天文館」バス停から徒歩約10分、または鹿児島市電「天文館通」電停からも徒歩約10分で到着します。市内観光の合間に立ち寄るのに最適な立地です。

周辺の観光スポット

博物館の近隣には、鶴丸城跡や西郷隆盛の銅像、鹿児島県立図書館、黎明館、かごしま近代文学館・かごしまメルヘン館など、数多くの文化施設があります。これらの施設は「かごしま文化ゾーン」を形成しており、歴史と文化に触れながら散策するのにぴったりのエリアです。

まとめ

鹿児島県立博物館は、鹿児島の自然と歴史を幅広く学べる施設です。自然科学系の展示に加え、プラネタリウムや恐竜の化石展示、考古資料館など多彩な展示が揃っており、訪れる人々に多くの発見と感動を提供しています。アクセスも良く、周辺の観光スポットと合わせて充実した時間を過ごすことができるでしょう。鹿児島を訪れる際は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

Information

名称
鹿児島県立博物館
(かごしま けんりつ はくぶつかん)

鹿児島市・桜島・霧島

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