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西郷公園

(さいごう こうえん)

西郷公園は、鹿児島県霧島市溝辺町麓に位置する歴史的な公園で、正式名称は「霧島市西郷公園」となっています。霧島市が管理・運営しており、鹿児島空港から非常に近く、アクセスが便利な観光スポットとして人気を集めています。

概要

西郷公園は、鹿児島空港から国道504号を挟んで向かい側に位置しており、京都に建立される予定であった西郷隆盛像を有志が当地に誘致したことがきっかけで、1988年に公園として整備されました。この西郷隆盛像は、公園のシンボルとなっており、多くの観光客が訪れる理由の一つです。

また、公園の入り口は薩摩藩別邸をイメージしてデザインされており、歴史的な雰囲気を感じさせる造りとなっています。園内には西郷隆盛の遺品を展示する施設や、西南戦争をテーマにした錦絵が展示されている施設も併設されており、訪れる人々に歴史を深く学ぶ機会を提供しています。さらに、お土産物屋もあり、観光客が記念品を購入することもできます。

歴史

西郷公園にある西郷隆盛像の歴史は、1976年から1977年にかけて行われた西郷隆盛没後100年事業にまでさかのぼります。当初、この像は京都霊山護国神社に建立される予定でしたが、依頼者の死去により計画が中断されました。その後、像は富山県高岡市の倉庫に保管されることになり、長い間忘れられていました。

1988年、報道によりこの西郷隆盛像の存在が明らかになると、溝辺町の有志が募金を募り、像をこの地に誘致することに成功しました。その後、公園の整備が進められ、像の周辺も次第に観光スポットとして発展していきました。西郷公園は、こうした地域の努力によって今の形となり、多くの人々に親しまれる場所となっています。

霧島市への移行

2005年、溝辺町が周辺の自治体と合併し、霧島市が発足すると、西郷公園の管理者も霧島市に引き継がれました。これにより、霧島市西郷公園として新たに整備され、現在も多くの観光客を迎え入れています。

西郷隆盛像

西郷公園の中心となる西郷隆盛像は、古賀忠雄氏によって製作されました。像は西郷隆盛の勇姿を表現しており、その存在感は圧倒的です。この像を間近で見ることで、西郷隆盛が日本の歴史にどれほど大きな影響を与えたかを改めて感じることができるでしょう。

西郷公園の魅力

西郷公園は、その歴史的な背景と美しい自然環境に囲まれており、観光客だけでなく地元の人々にも愛される場所です。公園内をゆっくりと散策しながら、西郷隆盛の功績をたたえる像や展示物を楽しむことができ、歴史に触れる貴重な機会を提供しています。また、近くに位置する鹿児島空港からのアクセスも便利で、観光ルートに組み込むのに最適な場所です。

「水曜どうでしょう」との関係

北海道の人気テレビ番組「水曜どうでしょう」の「対決列島」の最終対決が西郷公園で行われたことでも知られています。この出来事は、公園を訪れるファンにとっての一つの魅力ともなっています。

アクセス

西郷公園は、鹿児島空港から徒歩わずか3分の距離にあり、非常にアクセスしやすい場所に位置しています。自動車で訪れる場合は、溝辺鹿児島空港インターチェンジを出てすぐの場所にあり、駐車場も完備されていますので、安心して車での来園も可能です。

施設概要

所在地

鹿児島県霧島市溝辺町麓856-1

開園時間

年末年始を除き、午前9時から午後5時まで開園しています。公園内の施設や展示を見る際には、時間に余裕を持って訪れることをお勧めします。

まとめ

霧島市西郷公園は、西郷隆盛像をはじめとする歴史的な展示物が多く、鹿児島の歴史を感じることができる貴重なスポットです。空港からのアクセスも良く、短時間でも訪れることができるため、鹿児島観光の際にはぜひ立ち寄ってみてください。

霧島市が管理・運営するこの公園は、歴史好きな方だけでなく、自然の中でゆったりとした時間を過ごしたい方にもおすすめの場所です。

Information

名称
西郷公園
(さいごう こうえん)

鹿児島市・桜島・霧島

鹿児島県