鹿児島市平川動物公園は、鹿児島県鹿児島市平川町に位置する動物園です。園内には遊園地も併設されており、訪れる人々に多彩な楽しみを提供しています。
園内の東側には五位野川が流れています。園内は、桜島や錦江湾を背景に、マサイキリンや無柵放養式展示が魅力的な「アフリカ園」、フライングケージや「リスの森」など、さまざまな展示施設が並んでいます。
1984年(昭和59年)には、日本で初めてのクイーンズランドコアラが来園し、1997年(平成9年)には、6世代目のコアラが誕生しました。また、地元の鹿児島特有の動物であるアマミノクロウサギやルリカケス、ナベヅル、エラブオオコウモリなどの繁殖にも成功しています。
園内には足湯が設置されており、動物たちや桜島を眺めながらリラックスできます。足湯に浸かることで、南国鹿児島の雰囲気を心ゆくまで楽しむことができます。
このゾーンでは、エジプトガン、ヨーロッパフラミンゴ、カバ、マサイキリン、チャップマンシマウマ、ミナミシロサイ、ダチョウ、ヒガシクロサイなどの動物たちが見られます。
このゾーンでは、クロジャガー、シンリンオオカミ、ベンガルトラ、ホワイトタイガー、ライオン、ベンガルヤマネコ、ヤブイヌなどが飼育されています。
ニホンツキノワグマ、マレーグマ、エゾヒグマ、ホッキョクグマ、カリフォルニアアシカ、ヒトコブラクダ、コシベニペリカンなど、世界のクマや動物たちが展示されています。
このゾーンには、インドゾウ、インドクジャク、シロクジャク、ビントロング、マントヒヒ、バーバリーシープなどの動物が展示されています。
ダマジカ、キュウシュウジカ、ハナジカなどのシカ類が展示されています。
このゾーンには、カピバラ、チリーフラミンゴ、ベニイロフラミンゴ、ブラジルバクなどが生息しています。
オランウータンやチンパンジー、シロテテナガザル、マンドリルなど、世界中のサルの仲間を観察できます。
エラブオオコウモリ、ニホンアナグマ、ニホンイノシシ、キツネ、タヌキ、ムササビ、キュウシュウノウサギ、ホンドフクロウ、ルリカケスなど、鹿児島の郷土動物が展示されています。
珍しい動物たちが展示されており、オジロワシやトキイロコンドル、エジプトルーセットオオコウモリなどが観察できます。
このゾーンでは、コアラやアカカンガルー、エミューなど、オーストラリアの動物を楽しむことができます。
アライグマ、プレーリードッグ、フンボルトペンギン、トカラウマ、トカラヤギ、ミーアキャット、ロバ、コツメカワウソなど、訪れる人々が動物と触れ合えるエリアです。
この他にも「フライングケージ」や「世界のツルゾーン」、さらには「しょうぶ園」、「こども動物図書館」など、多彩な施設が揃っています。
前身の鴨池動物園は、鹿児島市鴨池二丁目にあり、島津家の別荘跡地で1916年に鹿児島電気軌道によって開設され、日本で4番目の動物園となりました。1928年に鹿児島電気軌道が鹿児島市に買収され、動物園も市営となりました。1956年には「誰にもわかる科学博覧会」を開催し、その益金で水族館が併設されました。
1966年頃から動物園の移転が取り上げられるようになり、1972年10月14日に現在の平川町に移転し、「鹿児島市平川動物公園」としてリニューアルオープンしました。この移転により、モノレールや飛行塔、ミラーハウスなどの遊園地施設は移設されましたが、水族館は移設されず、飼育していた魚類は与次郎ヶ浜埋立地に建設中だった水中レストランに運ばれました。
動物園のリニューアルや新たな動物の導入などにより、現在も多くの来園者が訪れています。特に、2018年にはホワイトタイガー2匹との交換でコアラ2匹が来園するなど、来園者を魅了する展示が続いています。
鹿児島市の中心市街地からは約40分、鹿児島空港からは約80分、指宿スカイラインの谷山ICからは約15分の距離にあります。
鹿児島駅前や水族館バス停から、鹿児島交通バス『動物園』行きで約60分のバス移動が必要です。
JR鹿児島中央駅から指宿枕崎線に乗り、「五位野駅」で下車し、徒歩約20分で到着します。
9:00~17:00
年末年始 12月29日~1月1日
一般(高校生以上)500円
小・中学生 100円
鹿児島中央駅からバスで50分
鹿児島中央駅から車で35分