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指宿 知覧 枕崎 観光ガイド

指宿・知覧・枕崎エリアには金峰山、指宿温泉、知覧特攻平和会館などの観光スポット、吹上浜砂の祭典、メンドン、川辺二日市などの観光イベント、かるかん、鹿児島ラーメン、鶏飯などのご当地グルメがあります。

九州を代表する温泉リゾートのひとつ指宿。薩摩半島の南に位置し、南国ムードに溢れています。指宿に来たらぜひ体験してみたいのが「砂むし」です。温泉の熱であたためた砂のなかに埋まるユニークな入浴方法ですが、お肌がツルツルになると好評です。

立ち寄り湯「砂むし会館 砂楽」ならば、干潮時には海辺で、満潮時や雨天は専用コーナーで、いつでも楽しむことができます。

考古学博物館「時遊館COCCOはしむれ」では、あんぎん編みや石製勾玉作りを体験することもできます。36.5ヘクタールもの敷地に世界各国の亜熱帯植物を植えた「フラワーパークかごしま」ならば、錦江湾と花々の景観を堪能するのも思いのままです。

武家屋敷が今なお残る知覧は地域一帯が国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれています。「知覧武家屋敷庭園」で6つの枯山水式庭園と築山池泉式庭園を見学してみるのも良いでしょう。

「高城庵」では武家屋敷で郷土料理を味わうこともできます。畳の部屋で地酒で調理した名物・酒寿司や両棒餅などをいただきましょう。そのほか、キビナゴの刺身やじっくり煮込んだ薩摩黒豚の豚骨などの薩摩料理も堪能できるお店もあります。

ティータイムならば「薩摩英国館 ティーワールド」に併設されたティールームがおすすめです。友好関係にあったイギリスの視点で薩摩の歴史を紹介するという資料館だけあって、本場さながらの本格的なアフタヌーンティーを楽しめます。

薩摩半島の南端にある枕崎は、黒潮の流れる東シナ海に面しています。JR指宿枕崎線の枕崎駅は日本本土最南端の駅でもあります。かつお遠洋漁業の拠点であり、街中にかつお節工場がたくさんあります。高台から眺めると、工場から煙が立ち上っているさまがまるで温泉の湯けむりのようです。

「枕崎お魚センター」では、ワラで焼くかつおのたたき作りや鰹節削りを体験できます。「薩摩酒造花渡川蒸留所 明治蔵」では昔ながらの製法を守る焼酎工場を見学することもできます。

指宿 知覧 枕崎のおすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

指宿温泉

世界でも珍しい砂むし温泉入浴

指宿温泉は、鹿児島県指宿市東部(旧国薩摩国)にある南九州を代表する温泉地であり、摺ヶ浜温泉(砂蒸しで有名)、弥次ヶ湯温泉、二月田温泉など、さまざまな温泉が集まったエリアを指します。泉源の数は500以上とされ、その豊富な湧出量は南九州でも随一です。特に、天然の砂むし温泉は全国的にも珍しく、多くの観光客が訪れる魅力的なスポットとなっています。 鹿児島県内有数の観光地であり、2003年(平成15年)には年間285万人の観光客が訪れ、91万人の宿泊客を集めています。農業や養殖などへの温泉利用も盛んで、温泉の9割が産業利用されていた時期もありました。また、1960年頃から始まったハネムーンブームの中、...»

知覧武家屋敷庭園

江戸時代の雰囲気が息づく薩摩の小京都

約260年余り前、知覧領主(18代)島津久峰時代の武士小路区割の名残りで、武家屋敷通りと屋敷庭園が保存されている風致地区。各屋敷が塁のように防衛障壁となるよう工夫されている。知覧の庭の大部分は枯山水だが、森邸庭園だけは池泉式。武家屋敷群は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、庭園は国の名勝に指定されている。【規模】延長700m 薩摩の小京都、知覧武家屋敷群で日本庭園と美しい町並みを楽しんできました。 知覧町は薩摩半島の南中央部に位置し、江戸時代に建てられた武家屋敷群がそのまま残っています。この地域は国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定され、「薩摩の小京都」としても知られています。 ...»

薩摩伝承館

薩摩伝承館は、鹿児島県指宿市東方に位置する美術館で、薩摩や中国の美術品を中心に展示している文化施設です。幕末から明治にかけての貴重な所蔵品も展示されており、2008年2月11日にオープンしました。薩摩の歴史や文化を感じられる場所として、地元や観光客に親しまれています。 概要 薩摩伝承館では、創業以来60年の歳月をかけて収集してきた約3,000点のコレクションから、400点程の薩摩焼をはじめとする美術品や歴史的な資料を展示しています。館内は2階建てで、1階と2階に展示室が設けられており、訪れる人々はそれぞれの展示品を通して、薩摩の歴史や文化を学ぶことができます。また、レストランやショップも併...»

砂むし温泉 指宿白水館

青い海と緑に囲まれた景観、指宿特有の砂むし温泉、元禄風呂など、日本旅館の魅力を存分に楽しむことができる指宿温泉の代表的な温泉旅館です。 指宿白水館は1947年に創業した老舗旅館です。元々は鹿児島市にある「鹿児島白水館」としてスタートしましたが、1960年に現在の場所に移転し、「指宿白水館」として新たに誕生しました。 広大な敷地には松の庭園や本館、4つの客室棟、プール、薩摩伝承館などがあり、自由な時間を楽しむことができます。客室には海を一望できるオーシャンビューや檜風呂付きなど様々なタイプがあります。 ロビーでは美しい庭園を眺めながら喫茶を楽しめるラウンジがあり、南国ムードを感じることがで...»

池田湖

池田湖は、鹿児島県の薩摩半島南東部に位置する火山活動によって形成されたカルデラ湖で、九州最大の湖として知られています。直径約3.5 km、周囲約15 km、湖面の標高66 m、深さは233 mにも及び、最深部は海抜-167 mという特徴的な地形を持っています。さらに、湖底には直径約800 m、高さ約150 mの湖底火山が存在し、池田湖を含む窪地地形は池田カルデラと呼ばれています。 古くから「開聞の御池」や「神の御池」としても知られ、龍神伝説が語り継がれています。また、池田湖は霧島錦江湾国立公園に指定されており、自然豊かな環境が広がっています。 地質学的背景 池田湖の周辺では約6,400年...»

たまて箱温泉

聞岳を望む絶景露天風呂

人気口コミサイトの「行ってよかった日帰り温泉&スパ」部門で1位を何度も獲得している温泉地の指宿にある絶景露天風呂です。海のすぐそばに位置し、奇岩として知られる竹山が近くにあります。 開聞岳の景色を楽しめる日帰り温泉で、和風と洋風の露天風呂があり、日替わりで男女が入れ替わります。 和風露天風呂からは海と開聞岳の眺めが楽しめ、夕日が沈む時間が特におすすめです。夕日によって開聞岳が陰になり、日本情緒あふれる景色を温泉につかりながら楽しめます。海風も心地よく感じられるでしょう。 一方、洋風露天風呂からは背中に竹山、目の前には海原という自然の美しさを楽しむことができます。れた日には遠くには屋久島や...»

唐船峡そうめん流し

回転式そうめん流しの発祥の地で、「水の郷百選」に選ばれ、清涼で豊富な湧き水を活用して年間を通じてそうめんを楽しむことができます。この光景は見ているだけで楽しく、木の香りと水の音に包まれながらのお食事は、心の中まで満たしてくれるでしょう。 ここでは日量10万トンの湧水を利用し、年間を通じて清涼な13度のお水を使ってそうめんを楽しむことができます。この湧水は、平成の名水百選にも選ばれています。暑い鹿児島でも涼しさを感じられる場所です。 そうめん流しでは、ノズルから勢い良く水が出てきて、そうめんがくるくると回転します。ここでしか味わえない独自の製法でつくられるめんつゆも評判です。 唐船峡は美し...»

長寿庵 開聞唐船峡

四季の風情を見事に映し出す清流の上にそうめん流しを設けています。座敷席がある魅力的なお店です。落ち着いた純和風の雰囲気が特徴的です。 1階には屋根付きの半屋外でテーブル席があり、特に水際の席は人気です。2階の座敷席は開放的で和モダンな雰囲気が魅力的です。こちらの奥の半分の座席は、エアコン完備。秋には美しい紅葉を楽しむこともできます。 「長寿庵」の特徴は、そうめん流しを楽しむ際に珍しい座敷席を提供している点です。食事を注文する際には、食券売場で食券を購入し、好きな席に座って注文を待つシステムを採用しています。食券売場では、単品メニューやドリンクも追加で購入することができます。 定食メニュー...»

市営 唐船峡そうめん流し

暑い夏にぴったりの「そうめん流し」

回転式そうめん流しの発祥の地として全国に知られており、年間約20万人の利用客が訪れています。鹿児島県で人気の涼しいグルメ体験です。 昭和37年には川上の湧水を活用し、竹樋を使ったそうめん流しを始めました。そして昭和45年には回転式そうめん流し器の意匠が登録され、全国で初めてのそうめん流しの起源と認定されました。 また、平成8年には国土庁(現在の国土交通省)の「水の郷百選」にも選ばれています。この地の清涼で豊富な湧き水を使って、年間を通じてそうめん流しを楽しむことができます。木の香りと水の音に包まれながらのお食事は、心まで満たしてくれる素晴らしい体験です。 指宿市山川産の鰹節や北海道産の利...»

開聞岳

日本百名山と「薩摩富士」の名を持つ美しい火山

開聞岳は、標高924メートルの円錐形の美しい火山であり、日本百名山の一つとしても知られています。その美しい形から「薩摩富士」とも呼ばれ、鹿児島県薩摩半島の南端に位置しています。所在地は鹿児島県指宿市で、山麓の北東半分は陸地、南西半分は海に面しています。霧島屋久国立公園の一部として保護されているこの山は、登山者にも親しまれる場所です。 開聞岳の地形と特徴 開聞岳は、火山として二重式の構造を持ち、コニーデ(円錐形の火山)にトロイデ(別の円錐形が重なった形)が重なったような独特の地形をしています。山全体が豊かな樹林に覆われ、春には開聞さつきなどの美しい花々が咲き誇ります。登山道はらせん状に整備さ...»

きびなご

鮮度が口の中で踊る銀色の小魚、楽しみ方色々

きびなごは全長10cmほどの小魚で、味、見栄えともに優れ県外での評価も高い鹿児島の特産品。生産量は全国上位。酢みそで食す刺身、塩焼や天ぷら、煮付け、揚げ物、汁物など、様々な調理方法で味わうことができる。中でも、菊の花をかたどって盛りつけられる刺身「菊花造り」は、鹿児島県の郷土料理を語る上では欠かせないもてなし料理。きびなごが多く水揚げされることから、当地で多くのきびなご料理が根付いたとされる。地域によって料理方法は様々で、枕崎や種子島ではすき焼きにきびなごを入れるなど、産地ならではの調理法が多様にある。 旬 12月 1月 2月 5月 6月 キビナゴは、鹿児島の食卓に欠かせない小さな魚です。...»

温たまらん丼

砂蒸し温泉で茹でた玉子がとろ~り絡む、美味しくてたまらない丼

砂蒸し温泉で名高い鹿児島県指宿市のご当地丼。「温泉たまご」を利用した「美味しくてたまらない」丼から由来して“温たまらん丼”と名をつけた。ネーミングの通り、要となるのが温泉たまご。市内の養鶏場で生産される栄養豊富な「さつま芋卵」を使用し、砂蒸し温泉の源泉で茹でるのもポイントだ。具材には地元産の食材を用いるというのも条件のひとつ。黒豚や和牛、ウナギ、おくら、海鮮など様々な丼が、市内19店舗で味わえる。こだわりの地産食材にとろとろの温泉たまごが絡む指宿ならではの一品を楽しみたい。...»

かつおラーメン

「かつおの町」で有名な枕崎市が自信を持って送り出す新名物 ツイートする facebookシェア はてなブックマーク

鹿児島県枕崎市が全国に誇る特産品“カツオ節”をふんだんに使用した“かつおラーメン”。カツオ節の中でも最高級の本枯れ節を使い、濃厚なカツオの旨みとふくよかな香りが味わい深いスープが特徴。あっさりとしながらもコクがあり、最後まで飽きを感じさせない。店によりスープに鶏がらや野菜を加え、バリエーションが楽しめる。生のカツオの醤油づけや竜田揚げ、天ぷらと各店のこだわりをみせるトッピングも枕崎産のカツオを使った『カツオづくし』のラーメンだ。...»

山川漬

400年の歴史と伝統を誇る山川漬。独特の風味と深い味わい!

山川漬が伝わる鹿児島県指宿市山川地区は、薩摩半島の南端である開聞岳の麓に位置し、昔から大根の栽培が盛ん。冬でも霜が降りないことから、大根の干乾にも適している。古い資料によれば、文禄元年(1592年)豊臣秀吉の朝鮮出兵に向けて山川港から出航する島津義久の軍船に、付近の農家が漬けた大根の漬物を食料として積み込んだと記されており、これが今日の山川漬であると考えられる。山川漬は、400年前からの伝統製法で、瓶壺に漬けて作られ、独特の風味を持つ。...»

キビナゴ料理

九州郷土料理の定番きびなごは、刺身、天ぷら、煮付けも美味

手開きした刺身を酢みそで食べるキビナゴ料理は、鹿児島の代表的な郷土料理。きびなごは全長10cmほどの小魚で、味、見栄えともに優れ県外での評価も高い鹿児島の特産品。生産量は全国上位。キビナゴは南日本近海に多く、奄美ではヤシと呼ばれ、いつも群泳している。塩焼、ちり鍋、一夜干しにもよく、揚げると骨まで美味しく食べられる。成人病の予防に役立つEPAも多く含まれ、鮮魚は九州、四国からの入荷が多い。これは刺身はもちろん、天ぷらや煮つけもいい。すき焼きにも最適で、ご飯によく合うおいしい食べ方である。 酢みそで食す刺身、塩焼や天ぷら、煮付け、揚げ物、汁物など、様々な調理方法で味わうことができる。中でも、菊の...»

かつおのビンタ料理

ビンタとは鹿児島弁で“頭”、カツオの頭を塩ゆでした豪快な料理

「ビンタ」とは、鹿児島弁で頭という意味である。この料理は、漁業の町、鹿児島枕崎の名物で、カツオの頭を塩ゆでした豪快な料理である。枕崎の地元の人はもちろん、観光客にも人気の一品。「カツオのビンタ料理」と一口に言っても、カツオの頭を煮たものに、たたき、酒盗、天ぷら、酢味噌和えなど、メニューは多彩。また、手間ひまのかかる料理でもある。カツオの町、鹿児島県枕崎市に足を運んだ際には、是非食してみたい料理のひとつである。...»

鹿児島県産 さつまいも

見目うるわしいその姿。甘みがありホクホクした味わいは◎

中米から南米北部が原産の”さつまいも”。鹿児島へは西暦1700年前後に種子島島主の前田利右衛門が琉球より持ち帰り、栽培・普及に貢献し、その後の食生活史を塗り替えた。さつまいもは、一般には糖質やでん粉が多いというイメージが強いが、カロリーは米、小麦の3分の1程度で繊維質に富み、ミネラルやビタミンなども多く含んでおり、穀類と野菜類の両方の性格を兼ね備えた栄養に富んだ食品である。加熱しても壊れにくいビタミンCやカリウムを多く含んでおり、健康美容食としても注目されている。現在鹿児島県では、年間約40万トンが生産されており、これは全国の生産量の約4割にあたる。種類も豊富に生産する鹿児島は、名実ともに日本...»

鹿児島県産 かぼちゃ

果肉の鮮やかなオレンジ色はベータカロテンいっぱいで栄養満点

鹿児島のカボチャは、しっとりとした食感の粘り気のある品種が主に栽培されています。鹿児島県は全国で2番目に収穫量が多く、かごしまブランド産地指定の第1号として知られる「かせだのかぼちゃ」は、完熟したものが品質や味で高く評価されています。 カボチャは中央アメリカ原産で、16世紀にわが国に渡来した際、カンボジアから伝わったとされ、名前の由来と言われています。カボチャには、ベータカロテンやビタミンB1・B2、ビタミンCが豊富に含まれています。その保存性の高さから、冬至にかぼちゃを食べる習慣が根付いたと考えられます。加世田のかぼちゃは、特に「完熟」を重視しており、そのホクホクした味わいは一流品とされま...»

鹿児島県産 らっきょう

ビタミン効果で血液サラサラ!鹿児島産らっきょうは美容健康に◎

らっきょうの原産地は中国で、日本には薬用植物として平安時代に伝わり、江戸時代以降に野菜として栽培されるようになった。鹿児島県では南さつまや薩摩川内を中心に栽培されており、4~6月に出荷される。独特の香味とカリカリとした食感は、食卓の名脇役として親しまれ、たまねぎやにんにんくにも含まれるアリシン(硫化アリル)が多く含まれている。このアリシンはビタミンB1の吸収を助ける効果があり、ビタミンB1を含む豚肉などの食材と合わせると効果的である。酢漬けや塩漬けはもちろん、炒め物やかき揚げなどもオススメだ。 旬     5月 6月 鹿児島県のらっきょうは、日本三大砂丘の一つである吹上砂丘が主な産地です。...»

鹿児島県産 フダンソウ

暑さにも寒さにも病気にも強く、他食材との相性も抜群の優秀野菜

地中海東部から中央アジアが原産の、ほうれん草と同じアカザ科の二年草で、暑さにも寒さにも強く、1年を通じて途切れることなく栽培できることから、“フダンソウ(不断草)”と呼ばれている。害虫や病気にも強く、種まきから収穫まで2ヶ月程度なので、時期をずらして種をまくことで、文字通り絶えることなく収穫できる。フダンソウはシュウ酸を多く含むことから灰汁(あく)が強いため、塩を入れて茹で、水にさらしてから調理するのが一般的。油炒めや酢味噌和えなどがおすすめ。 フダンソウはビタミンB2などを豊富に含む、ホウレンソウに匹敵する黄緑野菜です。おひたしやあえ物、スープなどに使われます。 原産地は地中海沿岸から中...»

鹿児島県産 実えんどう

南国の太陽が産んだ栄養抜群のこどもたち

実えんどうは、グリーンピースとも呼ばれ、鮮やかな緑色で甘みがある。さやからむいたばかりの新しいものを炊き込みご飯にすると特に美味だが、他の料理の彩りに使われることも多い。ゆでたものは、サラダ、和え物、いため物に添え、裏ごししたものはスープ等にも。生のものは風味を生かすため、長時間加熱しないよう注意。鹿児島の実えんどうは、温暖な気候を活かして冬でも露地栽培される。立地条件を生かした栽培により11月から4月まで長期間出荷でき、他産地に先駆けて消費者に届けている。南国の太陽を一杯浴びた鹿児島産実えんどうは、ビタミンA、B1、B2、Cやリン、タンパク質、糖分、ミネラルなどを含み、豆類の中でも栄養バラン...»

鹿児島県産 鰹

たんぱく質、ビタミンB群・D群たっぷり豊富な枕崎産カツオ

おなじみの鰹節の生産量は全国第1位。この鰹節をつくるときの煮汁から作られるせんじは、まさに珍味だ。たたき、ビンタ料理や腹皮など親しみの深い魚でもある鰹は、黒潮海域に住み、春になると群をなして北上し、9~10月に南下。鰹はたんぱく質が多く、脂肪が少なく、血合いにはビタミンB群・D群を豊富に含んでいる。枕崎では1707年、森弥兵衛が紀州から来て、鰹節の製造法を伝えたという記録があることから、当時すでに鰹節が商品として取り扱われており、鰹が獲られていたことがうかがい知れる。 旬     3月 4月 5月 9月 10月 11月 かつおは、春は日本一早く、秋はゆっくりと旬の味を楽しめる魚です。黒潮に...»

かごしまマンゴー

高品質で徹底したおいしさへのこだわり

鹿児島県は栽培面積、生産量共に全国第3位の産地であり、「かごしまマンゴー」は高い人気を誇る。樹上で完熟し自然落果した果実を収穫しており、芳醇な香りととろけるような甘い味わいが自慢。本土と熊毛地域では加温栽培、大島地域では無加温栽培が行われており、ブランド産地のそお地区、日置地区を中心に、北は出水市から南は与論町まで、県内各地で栽培されてる。鹿児島県では、高品質のマンゴーを提供する為に、県統一の出荷規格基準設定による「出荷品質の平準化」、おいしさ基準の設定による「おいしさの追求」、生産履歴等の適正管理による「安心・安全対策の追求」に取り組んでいる。 かごしまのマンゴーは 旬     6月...»

かつおラーメン

カツオの町で有名な枕崎市が自信を持って送り出す

鹿児島県枕崎市が全国に誇る特産品“カツオ節”をふんだんに使用した“かつおラーメン”。カツオ節の中でも最高級の本枯れ節を使い、濃厚なカツオの旨みとふくよかな香りが味わい深いスープが特徴。あっさりとしながらもコクがあり、最後まで飽きを感じさせない。店によりスープに鶏がらや野菜を加え、バリエーションが楽しめる。生のカツオの醤油づけや竜田揚げ、天ぷらと各店のこだわりをみせるトッピングも枕崎産のカツオを使った『カツオづくし』のラーメンだ。...»

こが焼き

魚のすり身とは思えない、まるでスイーツのような美味しさ

一見するときめ細かいケーキのようで、食べてもみてもやさしい甘さが口いっぱいに広がる郷土料理「こが焼き」は、魚のすり身を入れた卵焼きのことだ。すり潰した魚肉に豆腐、卵、砂糖を混ぜて蒸しあげた「こが焼き」は、その材料や作り方を見ても「伊達巻き」と似ているが、蒸し上がって巻きすで丸く巻く伊達巻きとは違って、最初から四角に蒸して作られる。昔から鹿児島では、祝い事や運動会のお弁当など人が集まるときには欠かせない一品だ。...»

かつおのビンタ料理

ビンタとは鹿児島弁で“頭”、カツオの頭を塩ゆでした豪快な料理

全国でもトップクラスのカツオの水揚げ量を誇り特産の枕崎市。「ビンタ」とは、鹿児島弁で頭という意味である。「ビンタ料理」は、漁業の町、鹿児島枕崎の名物の郷土料理で、カツオの頭を塩ゆでした豪快な料理。枕崎の地元の人はもちろん、観光客にも人気の一品。カツオ料理と一口に言っても、カツオの頭を煮たものに、たたき、酒盗、天ぷら、酢味噌和えなど、メニューは多彩。カツオの頭を煮込んだ郷土料理「ビンタ料理」は、手間ひまのかかる料理でもあり、じっくり煮込まれた鰹の頭は、骨まで柔らかく、しっかりとした旨みが染み込んでいる。カツオの町、鹿児島県枕崎市に足を運んだ際には、是非食してみたい料理のひとつである。...»

鰹節の本枯れ節

日本有数のカツオの産地で1本1本手作りされる最高級の鰹節

丁寧に水分を抜きながら熟成させた鰹節が“本枯れ節”。一般家庭では、削る前の“鰹節”を目にすることも少なくなったが、「カツオの町」として有名な枕崎市では、家庭でもなじみの一品でもあり、贈答品としても用いられている。枕崎市は、江戸時代から続く鰹節の一大産地で、全国シェア7割を占める鹿児島県の中で、その約50%は枕崎市。数カ月をかけて手作りされる本枯れ節は、その香ばしい香りと味が人気。鰹削り器で削って、アツアツのご飯にたっぷりのせて味わうのもおすすめだ。 鰹節は、日本の保存食品で、カツオの魚肉を煮熟してから乾燥させたものです。一般的には「かつぶし」とも呼ばれます。また、おかかという言葉は鰹節または...»

枕崎鰹節

高級料亭から一般家庭まで。300年以上の伝統を誇る最高峰鰹節

300年以上の歴史を誇る枕崎産かつお節の製法は、1674年に紀州熊野浦の漁師が焙乾法で製造されたのが起源とされており、その技法は1707年に枕崎に伝えられ、この頃から煮熟焙乾を基礎とする鰹節製造が始まったとされる。「枕崎鰹節の本枯れ節」は枕崎漁港に水揚げされた良質の鰹だけを厳選して使用しており、煮熟(しゃじゅく)・焙乾(ばいかん)および薫乾(くんかん)カビ付けと天日干しを数ヵ月も繰り返し、手間ひまを惜しまずに伝統製造で作り上げた天然食品である。抜群の香りと旨味は日本人の心にしみ入る事間違いなし。 鰹節は、日本の保存食品で、カツオの魚肉を煮熟してから乾燥させたものです。一般的には「かつぶし」と...»

薩南製糖 黒砂糖・黒糖

薩南さとうきびから生まれた黒砂糖・黒糖は、風味も甘みも格別

黒糖とは、含みつ糖の代表的なもので、さとうきびの搾り汁をそのまま煮沸濃縮し、加工しないで冷却して製造したもの。黒砂糖の発祥地とも言われている奄美諸島。昭和39年に創業した鹿児島県枕崎市の砂糖メーカー「薩南製糖」では、奄美産のサトウキビを原料で100%使用した、独特の香りが特徴の「黒砂糖」など、各種砂糖製品を作っている。...»

枕崎産 本枯節

かつおのまち、枕崎産。伝統製法が生む最高級品本枯節

かつお節の生産量日本一を誇る枕崎で生産された最高級の本枯節(カビ節)。かつお節には、本枯節(カビ付)、荒本節(パック原料)、新さつま節(柔かい節)、焼生利節(非常に柔かい節)などがある。江戸時代から続く伝統ある製法で作られる枕崎のかつお節の中でも、一度は手に入れたいのが本枯節。カビ付けと天日干しを何度も繰り返して作る最高級品。カビが、かつお節の地肌に菌糸を伸ばすことで、焙乾だけでは取り除けない内部の水分を除去して、カビによるタンパク質の分解によってうま味が生じる。カビの菌糸が脂肪分解酵素を分泌して中性脂肪を分解し、だし汁の透明度を高めている。これでだしをとれば料理のグレードがぐっとアップするこ...»

知覧茶

日本屈指の生産県!南国特有の香味を味わう

鹿児島県の茶業は今からおよそ800年前、金峰町阿多・白川に平家の落人が伝えたという説や、足利時代に吉松町の般若寺に宇治から茶種子を取り寄せ播いたのがはじまりという説、野田町の感應禅寺説などがある。その後は島津藩政時代に奨励されたが、本格的な茶の栽培や生産の奨励は第二次大戦後にはじまり、また今日の茶産地づくりをめざした積極的な茶業振興施策は、昭和40年頃からすすめられた。現在では日本有数の生産県であり、今後の躍進が期待されている。 知覧茶は、鹿児島県南九州市で生産されるブランド緑茶で、日本一の生産量を誇ります。2017年に「知覧茶」「えい茶」「川辺茶」が「知覧茶」に統一されました。 市町村合...»

坊津

日本の古代に栄えた港

坊津は、薩摩国の地名であり、日本の古代に栄えた港です。現在の鹿児島県南さつま市坊津町坊の別称であり、近隣の泊、久志、秋目を含めた地域の総称でもあります。国指定の名勝でもあり、その歴史的な価値と美しい景観で多くの人々に親しまれています。 大陸との貿易で栄えた坊津の今 坊津は古代から薩摩藩政の中盤頃(享保年間)に至るまで、長期間にわたり海上交通の要所として栄えました。遣唐使船の寄港地としての他、倭寇や遣明船、薩摩藩の密貿易の拠点としても知られています。中国の明代の文書『武備志』では、日本の主要な港として安濃津・博多津とともに「日本三津(さんしん)」に挙げられています。 坊津の歴史 古代から...»

吹上浜海浜公園

吹上浜海浜公園は、鹿児島県南さつま市加世田高橋に位置する広域公園で、鹿児島県立の都市公園です。吹上浜の豊かな自然を背景に、多様なレクリエーション施設を備えており、年間を通じて多くの観光客や地元の人々に利用されています。 概要 公園の特徴と施設 吹上浜海浜公園は、指定管理者制度に基づき鹿児島県地域振興公社が管理・運営している海浜公園です。南さつま市にあるこの公園は、万之瀬川河口の南北に広がり、豊富な施設が訪れる人々を迎えます。南部にはスポーツ公園やお祭り広場、プール、キャンプ場があり、北部には野鳥観察施設やフィールドアスレチック場、南薩少年自然の家が設置されています。 吹上浜サンセットブ...»

万世特攻平和祈念館

南さつま市立万世特攻平和祈念館は、鹿児島県南さつま市にある戦争資料館です。この施設は、太平洋戦争末期に特攻で戦死した万世陸軍飛行場の航空隊員201名を祈念するために設立されました。 施設の概要 万世特攻平和祈念館は、1993年(平成5年)に開館しました。この祈念館は、昭和20年に万世飛行場で教官を務めた人物が中心となって設立され、戦死した航空隊員たちの慰霊を目的としています。館内では特攻隊員の遺品や関連資料が展示されており、戦争の悲惨さと平和の重要性を伝える役割を果たしています。 展示されている零式水上偵察機 祈念館には、1992年(平成4年)に吹上浜沖から引き上げられた零式水上偵察機...»

金峯山(鹿児島県)

金峯山は、鹿児島県南さつま市に位置する標高636メートルの山で、本岳・東岳・北岳の三峰から構成されています。この山は地元では「美人岳」という別名でも親しまれ、美人が寝た横顔のように見えることがその由来です。さらに、金峯山は「九州百名山」にも選定されています。 概要 金峯山は、薩摩半島南部にあり、その山容の美しさと、豊かな自然環境で知られています。山頂直下の西側には金峰神社があり、歴史と伝統を感じさせるスポットです。毎年10月19日には、人皇27代安閑天皇に関連する大祭「金峰山詣り」が開催され、多くの参拝者で賑わいます。 周辺環境とアクセス 金峯山の周囲には、県道20号線が通り、その沿線...»

枕崎駅

枕崎駅は、鹿児島県枕崎市東本町に位置する九州旅客鉄道(JR九州)の指宿枕崎線の終着駅です。JRグループの中で日本最南端の路線として知られ、「本土最南端の始発・終着駅」の碑が設置されています。歴史的にも興味深いこの駅は、観光客にとって魅力的な観光地でもあります。 枕崎駅の概要 枕崎駅は九州旅客鉄道(JR九州)の駅であり、指宿枕崎線の終着駅です。かつては鹿児島交通の枕崎線が乗り入れており、2006年までの駅舎は鹿児島交通の所有でした。南薩鉄道の駅として開業し、その後国鉄に乗り入れ、現在はJR九州に引き継がれています。 歴史 枕崎駅は1931年に南薩鉄道(現在の鹿児島交通)の駅として開業しま...»

薩摩酒造

薩摩酒造株式会社は、鹿児島県(旧薩摩国)枕崎市に本社と工場を構える日本を代表する酒造会社です。薩摩地方の伝統を受け継ぎながら、現在も多くのファンに親しまれている焼酎の製造販売を行っています。2023年からはウイスキーの製造にも新たに参入し、さらなる発展を続けています。 企業概要 薩摩酒造は、鹿児島を代表する酒造メーカーの一つであり、主力商品は芋焼酎「さつま白波」です。日本国内では、霧島酒造、三和酒類に次いで売上高が第3位を誇り、その規模は大きく、2014年の売上高は170億円に達しています。同根企業には、本坊酒造や本坊商店などがあり、これらの企業とも連携しながら焼酎業界の発展に貢献していま...»

西大山駅

九州旅客鉄道の最南端の駅

西大山駅は、鹿児島県指宿市山川大山に位置する九州旅客鉄道(JR九州)の指宿枕崎線の駅です。この駅は、日本本土及びJR日本の最南端の駅として知られ、多くの観光客が訪れるスポットとなっています。 駅の概要 西大山駅は北緯31度11分に位置し、1960年の開設以来「日本最南端の駅」として親しまれてきましたが、2003年に沖縄都市モノレール線(ゆいレール)が開通し、那覇市の赤嶺駅がその地位を引き継ぎました。そのため、「日本最南端の駅」の標柱を「本土最南端の駅」に改めましたが、「沖縄も本土の一部である」との声が寄せられたため、2004年に表記を「JR日本最南端の駅」に変更しました。 また、現存する...»

長崎鼻(鹿児島県)

長崎鼻は、鹿児島県南部、薩摩半島の最南端にある岬で、指宿市山川岡児ケ水(旧:山川町)に位置しています。岬は指宿カルデラの外輪山の一部であり、火山岩で形成されています。 概要 長崎鼻の「鼻」という地名は、岬の基部が末広がりになる三角形の地形を表しています。このような「鼻」と名の付く岬は日本各地で見られ、特に九州地方には多く存在します。その中でも長崎鼻は特に有名な岬です。 開聞岳と周辺の景観 長崎鼻のすぐ西方には、端整な円錐形で知られる開聞岳がそびえ立ちます。視界を妨げる障害物がないため、岬からは美しい山容を一望することができます。また、晴天時には岬の展望台から遠く屋久島の宮之浦岳や硫黄島...»

知覧特攻平和会館

鹿児島県南九州市知覧町郡に位置する知覧特攻平和会館は、第二次世界大戦末期に編成された大日本帝国陸軍航空隊の特攻に関する資料を展示する歴史博物館です。この会館が建てられている場所は、知覧平和公園としても整備され、訪れる人々に戦争の悲惨さと平和の大切さを伝えています。 施設概要 知覧特攻平和会館は、特攻隊員の遺品や遺書を展示する施設であり、その展示内容は多くの訪問者に強い印象を与えます。また、同会館が所在する知覧特攻基地についての詳細な情報も記されています(詳細は「#特攻基地の歴史」をご参照ください)。 歴史 特攻隊員の慰霊と特攻平和観音像の建立 終戦直後、大日本帝国陸軍の陸軍航空隊第6...»

武家屋敷通り(南九州市)

武家屋敷通りは、鹿児島県南九州市知覧町郡に位置する歴史的な道路です。正式な路線名は南九州市道城馬場線(しろばばせん)で、一般には「武家屋敷通り線」として親しまれています。この通りは、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、長さ約0.8kmにわたる侍町を東西に貫いています。かつては、薩摩藩が藩政を行っていた時代に鹿児島への交通路として利用されていました。 「薩摩の小京都」知覧の魅力 知覧は「薩摩の小京都」として知られており、その歴史的背景には薩摩藩(島津家77万石)が重要な役割を果たしています。徳川幕府時代、薩摩藩は領地を外城と呼ばれる113の地区に分け、それぞれに地頭や領主の屋敷を...»

釜蓋神社(射楯兵主神社)

釜蓋神社は、鹿児島県南九州市頴娃町別府に鎮座する神社で、正式名称は「射楯兵主神社」です。この神社は、「釜蓋神社」や「釜蓋大明神」としても知られ、古くから武運長久や開運を祈願する神社として信仰されています。現在では、多くのスポーツ選手や著名人が訪れるパワースポットとして有名です。 特徴的な参拝方法「釜蓋願掛け」 釜蓋神社の大きな特徴の一つが、頭上に釜蓋(かまふた)を載せて参拝する「釜蓋願掛け」です。参拝者は、鳥居から賽銭箱までの約10メートルの距離を、頭に釜蓋を載せて落とさずに歩くことができれば、厄除けや勝負事の成功を祈願できます。釜蓋には大小さまざまなサイズがあり、特に大きなものも用意され...»

清水岩屋公園

清水岩屋公園は、鹿児島県南九州市に位置する市営の公園です。この公園は、別名「岩屋公園(いわやこうえん)」とも呼ばれ、地域の自然美と歴史的価値を兼ね備えた場所として知られています。 公園は、清水篠井手用水の水源となっており、その美しい水は「疏水百選」に選定されています。また、公園の前を流れる万之瀬川の下流には、1985年(昭和60年)に「名水百選」に選ばれた「清水の湧水(きよみずのゆうすい)」があります。この地域は「心やすらぐ清水の里」として「水の郷百選」にも選ばれており、水の豊かさと清らかさが象徴的です。 公園の特徴と施設 清水磨崖仏 清水岩屋公園の中心には「清水磨崖仏」があります。こ...»

伏目温泉(山川温泉)

伏目温泉は、鹿児島県指宿市山川福元に位置する歴史ある温泉地で、かつての薩摩国の一部として知られています。この温泉は「山川温泉」という別名でも呼ばれ、地域住民や観光客に親しまれています。豊富な温泉資源と、指宿市内に広がる観光名所の一つとしても名高い場所です。 温泉の概要 伏目温泉は、海岸に近い場所にある温泉地で、特に「伏目海岸」と呼ばれるエリアに温泉施設が点在しています。ここでは、指宿市が運営する「山川砂むし保養施設」や「ヘルシーランド」といった公衆浴場があり、観光客が砂むし温泉を体験することができます。また、地域の老人福祉施設も併設されており、地域社会に大きく貢献している温泉地です。 砂...»

フラワーパークかごしま

フラワーパークかごしまは、鹿児島県指宿市山川岡児ヶ水に位置する県立の植物園です。四季折々の美しい花々が咲き誇り、訪れる人々を魅了するこの園は、1996年(平成8年)に開園し、広大な敷地面積を誇ります。 概要 フラワーパークかごしまは、総面積36.5ヘクタールの広大な敷地に設けられた植物園です。園内には数多くの植物や花々が植えられており、特に春から秋にかけて多くの観光客が訪れます。ゴールデンウィーク期間中にはキャラクターショーが開催され、8月には幻想的な「竹とうろう」、12月には美しいイルミネーションイベントが実施されるなど、季節ごとのイベントが魅力です。 イベント情報 フラワーパークか...»

知林ヶ島

知林ヶ島は、鹿児島県指宿市に位置する美しい島であり、特に干潮時に砂州(トンボロ)で陸地とつながることで知られています。この自然現象により、知林ヶ島は陸繋島として観光客に人気を集めています。今回は、この神秘的な島について、歴史や観光スポットなどの情報を詳しくご紹介いたします。 島名の由来 知林ヶ島という名前の由来には、かつて島に茂っていた松が関係しています。この松林は風で揺れると音を立て、夜間に航行する船乗りたちはその音を頼りに航海していたため、「知林ヶ島」と名付けられました。しかし、この松林は松くい虫の被害を受け、次第に枯死してしまいました。 地理と自然環境 位置と大きさ 知林ヶ島は...»

岩崎美術館・工芸館

岩崎美術館・工芸館は、鹿児島県指宿市十二町にある美術館です。この美術館は、1983年4月に創設された「岩崎美術館」と、1998年10月に併設された「岩崎芳江工芸館」で構成されています。本稿ではこれらを総称して「岩崎美術館・工芸館」と呼びます。 岩崎美術館の概要 岩崎美術館は、鹿児島の実業家であった岩崎與八郎が、指宿市にある指宿観光ホテル(現:指宿いわさきホテル)の敷地内に設立した美術館です。岩崎與八郎は多くの書画を収集しており、これらを展示するために美術館を開設しました。 美術館では、フランス近代絵画や黒田清輝などの日本近代絵画が展示されています。美術館の建物は、著名な建築家である槇文彦...»

枚聞神社

枚聞神社は、鹿児島県指宿市開聞十町に位置する歴史ある神社です。式内社であり、薩摩国一宮としても知られ、旧社格は国幣小社で、現在は神社本庁の別表神社に指定されています。その豊かな歴史と神聖な祭神により、地元住民や観光客からの信仰を集めています。 祭神について 枚聞神社の主祭神は大日孁貴命(おおひるめのむちのみこと)です。また、五男三女神も配祀されています。神社には様々な神々が祀られており、時代と共にその祭神の説が変わってきました。海神(わたつみのかみ)説や猿田彦神、国常立尊、大宮姫など、さまざまな神が信仰されてきたと伝えられています。 創建の歴史 創建の時期については神代にまで遡るとされ...»

唐船峡

唐船峡は、鹿児島県指宿市開聞十町に位置する渓谷で、池田湖の南西に位置しています。この渓谷は、「回転式そうめん流し発祥の地」として広く知られており、年間30万人以上の観光客が訪れる名所です。唐船峡は特に京田湧水が湧き出る場所としても知られており、その豊富な水資源は地域の生活に欠かせないものとなっています。 京田湧水の特徴 唐船峡の湧水は、1日あたり約10万トンもの清涼な水が湧き出ており、水温は年間を通じて約13度に保たれています。この「唐船峡京田湧水」は、池田湖からの伏流水とされており、地域の飲料水や生活用水として利用されています。また、湧水は宮田川に注ぎ、灌漑用水としても活用されています。...»

鰻温泉

鰻温泉は、鹿児島県指宿市に位置する温泉地で、鰻池湖畔に広がっています。鰻池の北東部には小さな集落があり、昔から多くの訪問者に親しまれてきました。江戸時代から続く歴史ある温泉で、公衆浴場や民宿が今もなお営業しています。 温泉の概要 鰻温泉は、硫化水素泉および単純温泉であり、その源泉温度は88℃と非常に高温です。湧き出る温泉の蒸気は「スメ」と呼ばれる蒸し器に利用され、炊事などの生活の一部にも取り入れられています。 温泉地の歴史 鰻温泉の歴史は江戸時代にまで遡ります。この温泉の開発者とされるのは山川の僧・盈寿で、彼がこの温泉を利用し始めたのが最初だと言われています。江戸時代後期の地誌『三国名...»

揖宿神社

揖宿神社は、鹿児島県指宿市東方に鎮座する神社です。古くは「開聞新宮九社大明神」と呼ばれ、また「しんぐう神社」とも訓まれていました。現在では、地元の方々や参拝者に親しまれ、地域の歴史や文化を感じさせる場所として知られています。 沿革 揖宿神社の起源は社伝によると慶雲3年(706年)、天智天皇の遺品を奉じて建てられた「葛城宮」に始まるとされています。その後、貞観16年(874年)、開聞岳の噴火により被災した枚聞神社がこの地に避難遷宮され、ここから「開聞新宮九社大明神」と呼ばれるようになりました。 明治時代になると「揖宿神社」に改称され、郷社としての地位を持つようになりました。現在は単立神社と...»

鹿児島県