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鹿児島県産 鰹

(かごしまけんさん かつお)

たんぱく質、ビタミンB群・D群たっぷり豊富な枕崎産カツオ

おなじみの鰹節の生産量は全国第1位。この鰹節をつくるときの煮汁から作られるせんじは、まさに珍味だ。たたき、ビンタ料理や腹皮など親しみの深い魚でもある鰹は、黒潮海域に住み、春になると群をなして北上し、9~10月に南下。鰹はたんぱく質が多く、脂肪が少なく、血合いにはビタミンB群・D群を豊富に含んでいる。枕崎では1707年、森弥兵衛が紀州から来て、鰹節の製造法を伝えたという記録があることから、当時すでに鰹節が商品として取り扱われており、鰹が獲られていたことがうかがい知れる。

旬     3月 4月 5月 9月 10月 11月

かつおは、春は日本一早く、秋はゆっくりと旬の味を楽しめる魚です。黒潮にのって春と秋に大回遊するかつおは、鹿児島を代表する魚介の1つです。

特に、薩摩半島の南端に位置する枕崎は、かつお節の生産量が日本一の町として知られています。枕崎では、多彩なかつお料理を味わうことができるだけでなく、かつおの加工工場の見学なども楽しむことができます。

鹿児島県では、奄美大島周辺から薩摩半島の南沖でかつお漁が行われてきました。かつて紀州から伝わったかつお節製法は、現在も受け継がれており、特に枕崎市は日本一のかつお節生産地として名高いです。枕崎では、近海で獲れたての生かつおを味わうことができます。さらに、遠洋で一本釣りされたかつおを船上で活け締め(血抜き)し、急速冷凍した「ぶえん鰹」と呼ばれるかつおも楽しむことができます。この新鮮で臭みのない状態が自慢の一品です。

かつお料理といえば、お刺身やタタキが一般的ですが、枕崎では地元産のかつおを活かした2つのどんぶりが人気です。1つは漁師めしをヒントにしたかつお丼&だし茶漬けの両方が楽しめる「枕崎鰹船人めし」。もう1つは脂ののった腹皮料理をメインにしたボリューム満点の「枕崎鰹大トロ丼」です。枕崎市内のいくつかの店舗で提供されているので、食べ比べてみるのも楽しみの一つです。

ビンタ料理の「ビンタ」とは、鹿児島弁では「頭」のこと。びんた料理は、鰹の頭を豪快に塩茹でした枕崎の郷土料理です。

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名称
鹿児島県産 鰹
(かごしまけんさん かつお)

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