長寿庵 開聞唐船峡

四季の風情を見事に映し出す清流の上にそうめん流しを設けています。座敷席がある魅力的なお店です。落ち着いた純和風の雰囲気が特徴的です。

1階には屋根付きの半屋外でテーブル席があり、特に水際の席は人気です。2階の座敷席は開放的で和モダンな雰囲気が魅力的です。こちらの奥の半分の座席は、エアコン完備。秋には美しい紅葉を楽しむこともできます。

「長寿庵」の特徴は、そうめん流しを楽しむ際に珍しい座敷席を提供している点です。食事を注文する際には、食券売場で食券を購入し、好きな席に座って注文を待つシステムを採用しています。食券売場では、単品メニューやドリンクも追加で購入することができます。

定食メニューは、そうめん、マス塩焼き、鯉こく、鯉あらい、おにぎりなどのメニューです。「長寿定食（特上）」、「上」、「梅」というバリエーションがあります。鱒寿司・せいろ・いなりの中からご飯が選べます。

せいろは鶏の炊き込みご飯で、注文を受けてから調理されるので、熱々を楽しむことができます。

また、鯉あらいは手づくりの酢味噌でいただくのですが、新鮮なプリっとした身と甘い酢味噌の相性が抜群で、お酒のおつまみにもぴったりです。マスの塩焼きも、皮はパリッとしており、身はふっくらとしていて美味です。

長寿庵では、そうめんが冷えたり、めんつゆがぬるくなることを防ぐため、スタッフがめんつゆのボトルを冷水につけて提供してくれます。

お店の厨房では、そうめんや魚を扱っており、水温を低温に保つために蛇口の水を絶えず出しっぱなしにしています。唐船峡に湧き出る水が豊富なため、この方法が可能とのことです。

そうめんは長崎県・島原の製麺所に特注しており、繁忙期には提供に時間がかかることも考慮して茹で時間を調整し、麺が伸びにくいように工夫されています。ピーク時には数千人のお客さんが訪れることもあり、そうめんの消費量も相当なものです。

めんつゆは唐船峡の湧水を使って、専用の厨房で毎日手作りされる自家製めんつゆ。キリッとした味わいは評判です。

めんつゆは店舗で購入もできるので、そうめん以外にもさまざまな料理に使える万能調味料として大活躍することでしょう。