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市営 唐船峡そうめん流し

(とうせんきょう ながし)

暑い夏にぴったりの「そうめん流し」

回転式そうめん流しの発祥の地として全国に知られており、年間約20万人の利用客が訪れています。鹿児島県で人気の涼しいグルメ体験です。

昭和37年には川上の湧水を活用し、竹樋を使ったそうめん流しを始めました。そして昭和45年には回転式そうめん流し器の意匠が登録され、全国で初めてのそうめん流しの起源と認定されました。

また、平成8年には国土庁(現在の国土交通省)の「水の郷百選」にも選ばれています。この地の清涼で豊富な湧き水を使って、年間を通じてそうめん流しを楽しむことができます。木の香りと水の音に包まれながらのお食事は、心まで満たしてくれる素晴らしい体験です。

指宿市山川産の鰹節や北海道産の利尻昆布をたっぷりと使用した特製めんつゆが特徴です。九州独特の醤油をベースにした、少し甘めな秘伝の味わいが楽しめます。そうめん以外には、鯉の洗いが名物として知られています。

最も人気のあるメニューは、「A定食」で、そうめんにマスの塩焼きやコイの洗いがセットになっています。また、冬季限定でにゅうめんも楽しめるそうです。

流しそうめんはよく知られていますが、実は他の地域とは異なり、「流しそうめん」ではなく「そうめん流し」という独自のスタイルを楽しむことができます。地元の方々はもちろん、観光客にも大変人気です。

「そうめん流し」とは、ドーナツ型のそうめん流し器に水とそうめんを入れ、水流によってそうめんを流す方法です。この方式ならば、皆がテーブルを囲んで一緒にそうめんを楽しむことができます。これは画期的なアイデアですね。

唐船峡では、市営唐船峡をはじめ、数店舗の専門店で「そうめん流し」が楽しめます。このエリアは温泉観光地としても有名です。

市営唐船峡は、「回転式そうめん流し」を最初に始めた場所として歴史があります。1962年に始まった「流しそうめん」が人気に火がつき、その後唐船峡に導入された回転式そうめん流し器が広く普及するきっかけとなりました。現在、市営唐船峡だけで年間約20万人の来場者があります。

唐船峡のそうめん流しは、特別なめんつゆと相性の良いそうめんを提供しています。地元産の鰹節や利尻昆布を使ったレシピは秘伝で、このお店でしか味わうことのできない味わい深いものです。

また、特に「そうめん流し」のピークはお盆の時期で、1日に2500~3000人ものお客さんが訪れるほどの人気ぶりです。しかし、この施設は年中無休で営業しており、冬には温かいメニューも提供しているため、オンシーズンを逃してしまった方もオフシーズンにゆっくり楽しむことができます。

鹿児島の夏の風物詩である「そうめん流し」は、多くの人に楽しんでいただきたい特別な体験です。特に、左利きの人の利便性も考慮し、左利き用のそうめん流し器も導入しています。唐船峡の美しい自然の中で、涼しいそうめん流しを楽しんでみてはいかがでしょうか。

Information

名称
市営 唐船峡そうめん流し
(とうせんきょう ながし)
リンク
公式サイト
住所
鹿児島県指宿市開聞十町5967
電話番号
0993-32-2143
営業時間

4月~10月 10:00~15:30(LO 15:00)
11月~3月 11:00~15:30(LO 15:00)

定休日

年中無休

駐車場
470台
アクセス

JR指宿駅から車で25分

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