霧島ヶ丘公園は、鹿児島県鹿屋市に位置する標高173.7mの霧島ヶ丘一帯に広がる公園です。多様な施設と美しい自然景観を楽しめる同公園は、鹿屋市の代表的な観光スポットの一つとして親しまれています。
霧島ヶ丘公園には、日本で最も広い面積を誇る「かのやばら園」や、360°のパノラマビューを楽しめる展望台、鹿児島県出身のアテネオリンピック金メダリスト・柴田亜衣のモニュメント、キャンプ場、ゴーカート場、茶室など、多様な施設が充実しています。これらの施設が融合し、訪れる人々に楽しさと癒しを提供しています。
霧島ヶ丘公園内にある「かのやばら園」は、日本で最大のバラ園として有名です。広大な8ヘクタールの敷地に3万5千株のバラが植えられており、春と秋の開花シーズンには「かのやばら祭り」が開催され、多くの観光客が訪れます。特に春は、鹿児島の温暖な気候を生かし、全国に先駆けて5月のゴールデンウィーク頃に満開を迎え、見事な景観を楽しむことができます。
ワイルドローズ:ワイルドローズは、品種改良されていない野生のバラの一種です。世界には約200種の野生のバラがあり、北半球の温帯から熱帯にかけて広く分布しています。日本にも10数種の原種が自生しており、霧島ヶ丘公園のバラ園でもこれらの原種を楽しむことができます。株姿はブッシュタイプやシュラブタイプなどがあり、小輪の花が多く、比較的丈夫で育てやすい特徴があります。
ワイルドローズは、特にアジア原産のものが多く、日本の気候に適した丈夫で育てやすいバラが多いです。しかし、原種なだけに、過保護にすると逆にうまく育たないこともあります。肥料や水を与えすぎないよう注意し、自然に近い環境で育てることがポイントです。
霧島ヶ丘公園は、美しい自然と豊富な施設が融合した魅力的な公園です。広大なバラ園をはじめ、家族で楽しめる多彩な施設が揃い、訪れる人々に四季折々の楽しみを提供しています。鹿児島県を訪れる際には、ぜひ霧島ヶ丘公園にも足を運んでみてください。