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茶美豚

(ちゃーみーとん)

お茶成分でヘルシーな豚肉に

黒豚に続くブランド「茶美豚(チャーミートン)」。緑茶粉末とその成分「カテキン」と、さつまいもが入った飼料を食べて育った豚で、「カテキン」は消臭作用や血圧上昇抑制作用など様々な作用があり、豚肉がさらに美味しくなった。しかも、ビタミンEが従来の飼料で育てた豚肉より多く、ビタミンEには肉の腐敗を防ぐ作用がため、従来より傷みが遅い。さらに、イノシン酸が従来の飼料で育てた豚肉より多く、ビタミンE含有量は3倍増、リノール酸とリノレン酸も多く含まれ、コレステロール含有量も20%減という肉質分析結果がある。

茶美豚は、鹿児島県の特産品のブランド豚。チャーミーポークとも呼ばれます。鹿児島県以外でも飼育されており、鹿児島産を区別するためには、薩摩茶美豚や鹿児島茶美豚と呼ばれることもあります。

主に大ヨークシャー種、デュロック種、ランドレース種の三元交配種が使われています。1994年からJA鹿児島県経済連で試験飼育が始まり、消費者の健康志向に応える商品として開発されました。

茶美豚はビタミンEやイノシン酸(うま味成分)が豊富で、他の豚肉とは異なる特徴があります。鹿児島ではスーパーなどで一般的に販売されています。

茶美豚の最大の特徴は、飼料としてヘルシーなお茶成分(緑茶粉末、カテキン)を与えていることです。また、飼料用米や穀物飼料(トウモロコシ、キャッサバ、大麦)に茶(カテキン)を加えた専用飼料を2か月前から与えています。

茶美豚は、ビタミンEが豊富で臭みがなく、甘みがあり、味にブレがありません。カテキン・ビタミンEによる抗酸化作用や消臭作用によって肉の鮮度が保たれ、臭みの少ない豚肉になっています。旨み成分である「イノシン酸」が多く含まれており、ジューシーでおいしい豚肉です。

胸から腰にかけての背側の肉はきめが細かく、ほどよく脂肪のある高級肉です。癖がなく、風味が豊かなので、主にしょうが焼き、トンカツ、ポークソテーなどに使われます。

ロースに続く肩の肉は、筋肉間に脂肪があり、こくがあります。ブロック、切り身、スライスと使い勝手の良い部位です。しゃぶしゃぶ、焼豚、焼肉、煮物などに適しています。

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名称
茶美豚
(ちゃーみーとん)

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