8つの島々からなる奄美諸島の中心をなす奄美大島はマングローブの原生林など亜熱帯の風景が広がっています。フィッシング、シーカヤック、ダイビングなどアクティブに過ごすことができます。
島に伝わる大島紬(おおしまつむぎ)ができあがるまでの染めから織りまでの全工程を見学・体験できるのが「奄美大島紬村」です。亜熱帯植物に囲まれた園内に泥染田、染織館、工芸館が点在しています。郷土料理の奄美鶏飯を、ここでしか作られていない黒糖の焼酎とともに味わってみてはいかがでしょうか。
大金久海岸の沖合い1.5kmに浮かぶ百合ケ浜は、干潮時だけに姿を現す真っ白な砂浜です。この砂浜には「年齢の数だけ星砂を拾えば幸せになれる」という伝説があります。 百合ケ浜の特徴と伝説 星砂: 百合ケ浜の砂には星の形をした小さな粒が含まれており、これが「星砂」と呼ばれます。星砂は縁結びの御利益があるとされ、年齢の数だけ拾えば幸せになれるという伝説が観光客に人気です。 アクセス方法 飛行機: 鹿児島空港から与論島空港まで約1時間。フェリー: 鹿児島港から与論島まで約5時間。与論島空港または港からはバスまたはタクシーで約30分です。 百合ケ浜でのアクティビティ 百合ケ浜にはグラスボートで...»
鹿児島県の天然記念物、昇竜洞は昭和38年に発見され、全長3,500mのうち600mが一般公開されています。この洞窟は鍾乳石の発達が素晴らしく、特にフローストーンは全国最大級の規模を誇ります。 フローストーンは、クリームをとろりと流したような形状で流華石とも呼ばれ、洞窟の壁や斜面を覆っています。近づいて見ると、小さな鍾乳石などが取り込まれて発達している様子も見られます。 また、洞窟内には「クリスマスツリー」「金銀の瀧」「ダイヤの御殿」「銀のすだれ」「横綱の化粧まわし」など様々な名称がつけられた鍾乳石があり、叩くと音楽堂のような澄んだ音を奏でる珍しいものもあります。 洞窟内は光を当てるとキラ...»
蒸し鶏、錦糸卵、甘辛く煮たシイタケ、パパイヤの漬け物、薬味などをご飯に盛りつけ、出汁をかけて食べる料理。 【歴史・由来】1600年代、薩摩藩の支配下にあった奄美の人々が、薩摩藩の人達が来島した際のおもてなし料理として作った炊き込みご飯が鶏飯の原型と伝えられている。 【食べ方】スーパーで鶏飯用のスープが販売されている程に、日常的に食されている。 【作り方】・細かく割いた蒸し鶏、錦糸卵、甘辛く煮た千切りのシイタケ、みじん切りのパパイヤの漬け物(地域によっては紅ショウガやたくわん)、のりなどをご飯に盛りつる。・出汁をかけて完成。 【提供店】奄美の飲食店。鹿児島県の郷土料理店。 ホカホカのご...»
「奄美プラム」の特徴は、本土のものに比べて色・味ともに濃いこと。大きさは4センチくらいの、甘酸っぱい味の小さな桃だ。収穫時期は梅雨明け頃、色は濃い紫。出荷は6月初旬~中旬頃であり、奄美が日本一早い出荷となる。そのまま丸カジリで食べると、ちょっとした酸っぱさが美味で、これが奄美大島流の食べ方。赤ワインのような紫色の色素は、アントシアニンと言われるポリフェノールの一種の色。活性酸素の生成を抑える働きがある。 旬 6月...»
ヒルとはにんにく、アギとは炒めるという意味の言葉で、「ヒルアギ」とはにんにくの葉を豚バラ肉、にんじん、糸コンニャク、かまぼこなどと一緒に炒めたもの。しょう油や塩を使って強火でさっと仕上げるシンプルな味つけはご飯にぴったり。にんにくの葉はネギのように細長い見た目で、炒めると緑の美しさが際立つが、香りはしっかりニンニクそのものだ。手軽に作ることができるスタミナ料理として、古くから奄美諸島の人々に愛されてきた。...»
沖縄の特産品・パパイヤは、地元では果物としてだけではなく、熟す前のものを野菜として食べるのが一般的である。庭で育てている家庭も多く、豚肉と炒めて食す「パパイヤイリチー」なども有名。「パパイヤ漬」は、パパイヤの実を薄く切り、黒糖と酢で調味した漬け汁に漬け込んだ南国らしい味わいで、パリパリっとした食感が特徴。新しいパパイヤの魅力に出会える逸品だ。甘辛いしょうゆ味、風味豊かな味噌味、ピリ辛のキムチ味など、店ごとの味わいの違いを比べるのも楽しい。 パパイヤは琉球方言では「まんじゅまい」、「まんじょまい」(万寿まい)、「もっか」(木瓜)と呼ばれますが、南西諸島では一般的に「パパイヤ」と呼ばれます。南西...»
その名の「れんと」とは音楽記号で「ゆるやかに」という意味。音響熟成装置を導入し、独自の熟成に挑戦。クラシックの音楽を子守唄にまろやかに、ふくよかに仕上げている。奄美の最高峰「湯湾岳」の名水を仕込水、割水に使い、丹精込めて仕上げた逸品だ。すうっとした優しい飲み口で、豊かな香りと繊細な味わいが楽しめる。オンザロックがおすすめだが、水割りで飲むとさらにすっきり軽やかな口当たり。奄美の青い空、海をイメージさせるボトルを見つけたら、ぜひ入手したい。 奄美大島開運酒造の原点となる黒糖焼酎「れんと」。奄美大島の霊峰「湯湾岳」の伏流水をたっぷり使用した、珍しい黒糖焼酎です。軽やかな味わいを求めるなら、炭酸...»
奄美の黒糖焼酎は奄美諸島の5つの島のみに製造が許可されている。各島々で独特の製法を持った黒糖焼酎が造られており、飲み方もそれぞれに楽しめる。黒糖焼の原料は、イモ類や穀類のような澱粉質原料が中心で、奄美諸島では島々の特産品のサトウキビの搾汁を煮つめた黒糖で焼酎を造る。黒糖焼酎の誕生は、昭和28年にアメリカから返還されたときに日本政府から特例として、奄美諸島に限って認められた。甘い南国的な風味を秘めた黒糖焼酎は、本格焼酎の中では洋酒的な感覚を持ちあわせている。...»
パッションフルーツは生産量・栽培面積ともに鹿児島県が全国第1位。本土では加温栽培、大島・熊毛地域では無加温栽培が行われている。パッションフルーツは収穫後しばらく経ってしわしわになった時が食べ頃。爽やかな香りに絶妙な甘さと程良い酸味が特徴で、生果で食べるも良し、カクテルにしても良しと食べ方が工夫できる果物。名前の由来は花のオシベとメシベの形が、十字架にかけられたキリストの姿を連想させる為、パッション(情熱のほかキリストの受難の意を持つ)と名付けられた。和名は花の形が時計を連想させることから「果物時計草」。 旬 6月 7月 パッションフルーツは、南アメリカ原産の植物で、果実が食べられま...»
奄美地方では、そうめんチャンプルーのことを「油ぞうめん」と呼ぶ。よく食べられているポピュラーな料理のひとつ。基本は、小さいだしじゃことニラ、豚バラ肉とニラ、錦糸玉子とニラ、などの組合せがあり、そのほかに、鯖缶、スパムなど、それぞれの家庭で独自の具を入れることもある。ビールにも良く合うので、おつまみとしても最適。キャベツたっぷり入れるのがおいしくなるコツである。奄美地方では、うどんなどそうめん以外の麺類を使って調理することもある。 「油ゾーメン」は、豚肉や野菜、そうめんを炒めて作る奄美地域の伝統料理です。沖縄の「そうめんチャンプルー」と似ていますが、独特なのはだし汁を使って炒めること。油とだし...»
ヒルとはニンニク、アギとは炒めるという意味の言葉で、「ヒルアギ」とはにんにくの葉を豚バラ肉、にんじん、糸コンニャク、かまぼこなどと一緒に炒めた、安価で手軽に作れるスタミナ料理。しょう油や塩を使って強火でさっと仕上げるシンプルな味つけはご飯にぴったり。にんにくの葉はネギのように細長い見た目で、炒めると緑の美しさが際立つが、香りはしっかりニンニクそのものだ。古くから奄美諸島の人々に愛されてきた、一度食べたら忘れることのできない島の料理。...»
南国のフルーツというイメージのパパイヤは、そのままフルーツとして食べるばかりか、奄美地方では昔から漬物にして食卓やお茶うけ、酒のつまみとして親しまれてきた。奄美のいたるところで栽培されているパパイヤは、漬物になるのがほとんどと言われている。しょう油と砂糖で作ったタレに漬け込んだパパイヤはしゃきしゃきとした歯ごたえを残していて、奄美の郷土料理である「鶏飯」には必ず添えられる。甘味はなく、さっぱりとした味があとを引く。 「パパイヤ漬け」は、パパイヤの若い実を塩漬けにしてから、味噌や醤油などで漬け込んだ家庭向けの漬物です。奄美地域と沖縄県で広く親しまれています。全国的に有名な「鶏飯」の薬味としても...»
小豆やヨモギを使った団子を、香りの良いサンキライの葉で包んだ鹿児島の郷土菓子。5月の節句に欠かせない「あくまき」の相棒の団子である。鹿児島県の薩摩半島中部~南部・大隅半島、種子島、屋久島でつくられる草餅の一種。ヨモギなどを練りこんだ餅を黒餡などで包み、「かから(ん)」の葉(サルトリイバラもしくは同属のサツマサンキライ。柏の葉ではない)で包んでいる。中の団子は小豆のさらしあんとよもぎいりの2種類が主だが、さつまいもをふかしていれる場合や、奄美地方では黒砂糖を入れることもある。団子を包む葉も、かからん葉、けせんの葉など、地域で使われる種類や枚数も変わるが、いずれも春を感じさせる。あっさりとした甘さ...»
鹿児島でご飯のお供といえば豚味噌。それぞれの家庭で我が家の味として伝えられてきた伝統の常備菜だ。豚肉と砂糖と味噌をじっくり練り上げて作るが、味噌を粒味噌にしたり麦味噌にしたり、またにんにくを入れたりと、家庭の数だけ味があるといわれている。この伝統の味を素材にこだわって作ったのがこの豚味噌。鹿児島産の黒豚に黒砂糖を入れてコクのある甘みを出している。ご飯にのせて食べても、生野菜につけて食べてもおいしい。なすの豚味噌炒めにしたら。これもまた鹿児島でおなじみの家庭の味になる。 豚味噌は、鹿児島県を代表する料理で、豚肉と味噌を組み合わせたものです。奄美地域では、さらに落花生やカツオ節を加えます。 奄...»
日本一の長寿の島々として注目される奄美群島のひとつ、加計呂麻島で作られているのが”かけろま きび酢”。島でとれる良質のサトウキビで作られたきび酢で、島の自然の中で3年間かけてじっくりと醸造熟成された本格天然醸造酢だ。きび酢は米酢や玄米酢に比べて、抗酸化物質として知られているポリフェノールが多く含まれている。その起源は江戸時代にまでさかのぼるといわれていて、昔から島の人々の健康と長寿を支えてきたとされている。 奄美大島 加計呂麻島に伝わる「きび酢」は、さとうきびを原料にし、この地域独特の酵母菌と酢酸菌による自然発酵で作られる天然醸造酢です。「きび酢」は、他の食酢に比べてミネラル分が多くバランス...»
「なりみそ」の「なり」は奄美大島の方言で、熟すと真っ赤な色になるソテツ(蘇鉄)の実のこと。奄美大島に自生するソテツを使ったなりみそは、奄美に古くから伝わる手づくり味噌だ。独特のえぐみがあり、奄美料理に欠かせない調味料として、新鮮な魚介類や三枚肉の味を引き立ててくれる。また、調味料として使われるばかりか、地元の人にはおつまみや添え物としてそのまま食べられている。長寿の島で知られる奄美の食生活を支えてきた味噌である。 ナリ味噌とは ナリ味噌は、蘇鉄(そてつ)味噌とも呼ばれ、鹿児島県の奄美大島や徳之島、沖縄県の粟国島で作られる味噌で、ソテツの実から取ったデンプン、玄米、大豆を原料としています。奄...»
奄美パークは、奄美市にある奄美群島の観光拠点施設であり、多くの観光客が訪れる人気スポットです。 概要 奄美パークは、2001年9月30日に旧奄美空港跡地に開園しました。この施設は鹿児島県が設置し、2016年1月には累計入園者数が200万人を達成するなど、奄美群島の魅力を発信する重要な拠点となっています。 園内は大きく分けて、『奄美の郷』と『田中一村記念美術館』の2つのゾーンで構成されています。入場は無料ですが、一部有料ゾーンを観覧する際にはチケットの購入が必要です。 奄美の郷 『奄美の郷』は、奄美群島の自然や文化を紹介する展示エリアです。このエリアには、『総合展示ホール』、『奄美シア...»
黒潮の森マングローブパークは、鹿児島県奄美市住用町大字役勝に位置する総合公園で、豊かな自然と歴史的価値を持つエリアとして知られています。 概要 黒潮の森マングローブパークは、旧住用村の中心部の南側、国道58号沿いにあります。公園の南側には、奄美群島国立公園特別保護地区に指定されたマングローブの原生林が広がっており、マングローブ展望台からはこの壮大な景観を一望することができます。また、展望台周辺は石原ヨシハラウエノ遺跡(グスク)という歴史的な山城跡でもあります。 園内施設 黒潮の森マングローブパークにはさまざまな施設があり、訪れる人々に多くの体験を提供しています。以下に主要な施設を紹介し...»
大浜海浜公園は、鹿児島県奄美大島中部の奄美市に位置する公園です。奄美群島国立公園(旧奄美群島国定公園)内にあり、豊かな自然と美しい景観で知られています。 公園の概要 大浜海浜公園は、海水浴場として利用される砂浜海岸、隣接する芝生庭園、奄美海洋展示館(水族館)、キャンプ場などから構成されています。奄美市の市街地から自動車で約20分とアクセスも良く、特に美しい夕陽を眺められるスポットとして人気の観光地です。しかし、市街地からの一般の路線バスは通っていないため、訪問の際は自家用車の利用が便利です。 施設と周辺の見どころ 奄美海洋展示館 大浜海浜公園内には奄美海洋展示館があり、奄美の海に生息...»
田中一村終焉の家は、鹿児島県奄美市名瀬有屋に位置する、日本画家・田中一村が最期を過ごした家です。芸術的な生涯を送った彼の足跡を感じることができる場所として、現在も多くの人々に訪れられています。 田中一村の生涯と奄美大島への移住 田中一村は、1908年(明治41年)に栃木県で生まれました。千葉県で20年間にわたりひたすら写生に没頭し、その後、1958年(昭和33年)、50歳の時に奄美大島へ移住しました。彼は奄美の豊かな自然に魅了され、独自の日本画スタイルを確立するためにこの地を選びました。田中は大島紬の染色工として働きながら、営農のかたわら亜熱帯特有の動植物を題材に作品を描き続けましたが、生...»
奄美市は、鹿児島県南西諸島の中心部に位置する奄美大島に広がる市です。2006年3月20日に名瀬市、大島郡笠利町、住用村が合併して誕生したこの市は、奄美大島全体の経済・産業の中心地として機能しており、鹿児島県の離島地域における最大規模の自治体です。 奄美市の概要 名瀬地区 - 奄美市の中心 奄美市の中心地は名瀬地区です。ここは、鹿児島県の離島自治体の中で最も人口と経済規模が大きい地域となっており、市内の主要な商業施設や行政機関が集まっています。名瀬港は鹿児島港から航路距離で約383kmの位置にあり、重要な交通の拠点でもあります。 地理と気候 奄美市は奄美大島の中部から北部にかけて広がり...»
龍郷町は、鹿児島県の奄美大島に位置する大島郡の町です。東シナ海と太平洋に面したこの町は、豊かな自然と歴史が息づく場所として知られています。 地理と自然環境 龍郷町は奄美大島の東部に位置し、北は奄美市の旧笠利町、南は旧名瀬市に隣接しています。町の東側には龍郷湾と赤尾木湾があり、浅い砂地が広がる美しい海が特徴です。町内は丘陵が多く、平地は限られていますが、隆起珊瑚礁の岩場が東シナ海と太平洋に面しています。 また、龍郷町の北部には奄美自然観察の森が広がり、武運崎や今井崎の海域を含むこの地域は奄美群島国立公園に指定されています。ここでは、多様な動植物を観察することができ、奄美の自然を満喫できます...»
宇検村は鹿児島県の奄美大島の中南部西岸に位置する美しい村です。豊かな自然環境に恵まれ、深い入江の焼内湾を中心に、14の集落が点在しています。大島郡に属し、自然と歴史、伝統文化が融合した観光スポットが豊富にあります。 宇検村の概要 宇検村は奄美大島の西南部に位置し、焼内湾が村域に大きく食い込んでいます。村域の90%以上が山地で、奄美大島の最高峰である湯湾岳(694m)がそびえ立ちます。この湯湾岳は、奄美群島国立公園の特別保護地区に指定されています。また、宇検村には奄美群島最大の無人島である枝手久島もあります。 名所・旧跡・観光スポット 宇検村には、美しい自然景観と歴史的な観光スポットが多...»
鹿児島県奄美大島に位置する大和村は、豊かな自然と歴史を感じることができる場所です。奄美大島の南部に位置し、大島郡に属するこの村には、美しい自然景観や歴史的な名所が点在しており、訪れる人々に心の安らぎと感動を提供してくれます。 地理と自然 湯湾岳(奄美岳) 大和村には奄美大島の最高峰である湯湾岳(標高694m)があり、奄美群島国立公園の特別保護地区として指定されています。また、天然記念物(天然保護区域)にも指定されており、自然保護の観点からも重要なエリアとなっています。 大和村の魅力と観光スポット 奄美野生生物保護センター 自然保護の拠点として、奄美野生生物保護センターは、奄美大島に...»
大島海峡は、鹿児島県大島郡瀬戸内町に位置し、奄美大島の南西岸と加計呂麻島の北東岸との間に広がる海峡です。別名「瀬戸内」とも呼ばれ、美しい景観と豊かな自然環境で知られています。 概要 大島海峡は、北西から南東へ約20kmにわたって流れ、幅はおおよそ2kmから6kmです。両岸はリアス式海岸で、入り組んだ地形が特徴です。海峡の南西側には薩川湾が広がり、海峡を挟んで反対側には久慈湾が位置しています。大島海峡と薩川湾は、船の避泊地としても重要な役割を果たしており、穏やかな海面が船舶の安全を支えています。 歴史的背景 薩川湾は、1920年から1945年まで日本海軍の軍港として使用されていました。こ...»
加計呂麻島は、鹿児島県大島郡瀬戸内町に属する奄美群島内の主要な島です。奄美大島のすぐ南に位置する美しい島です。鹿児島県大島郡瀬戸内町に属し、リアス式海岸とサンゴ由来の真っ白な砂浜、そして「加計呂麻ブルー」と呼ばれる透き通った青い海が特徴です。映画『男はつらいよ』シリーズ最終作「寅次郎紅の花」のロケ地にもなり、美しい自然と人情味あふれる集落が観光客を魅了しています。 地理と概要 加計呂麻島は奄美群島の南部に位置し、面積は77.25平方キロメートルです。島は細長く複雑に入り組んだ海岸線を持ち、総延長は147.5キロメートルに達します。島内には約30の小さな集落が点在しており、2019年4月時点...»
瀬戸内町は、鹿児島県の奄美群島に位置し、その美しい自然や歴史的な名所、伝統的な文化に触れることができるエリアです。奄美大島の南端部に広がるこの町は、加計呂麻島や請島、与路島などの離島から成り、独特な景観と風土で訪れる人々を魅了します。町名は、大島海峡の別名である「瀬戸内」に由来しています。 瀬戸内町の地理的特徴 瀬戸内町は、奄美大島の最南西端に位置し、加計呂麻島、与路島、請島などを含む広範な地域にわたります。その広さは東西28.8km、南北27.8kmにも及びます。町の中心地である古仁屋(こにや)は、人口が最も集中しており、商業や飲食業が盛んなエリアです。古仁屋港は、周辺の離島や各集落への...»
徳之島町は、鹿児島県の南西諸島に位置し、奄美群島の一つである徳之島に存在する3つの町の中で東部に位置しています。この町は、豊かな自然や独自の文化を持ち、訪れる人々を魅了するスポットが数多くあります。 徳之島町の概要 徳之島町は、鹿児島県大島郡に属しており、町の東部に位置します。町のシンボル的存在である闘牛が盛んで、町の公式ゆるキャラ「まぶ〜る君」も牛をモチーフにしています。徳之島全域の気候風土や特徴については、徳之島の項目を参照してください。 地理と隣接市町村 徳之島町は、徳之島の東部を行政区域とし、隣接する市町村には大島郡の伊仙町と天城町があります。町内は旧亀津町と旧東天城村に分かれ...»
喜界町は、鹿児島県大島郡に属し、喜界島全域を町域とする町です。この島は産業や特産品、そして観光地としての魅力を誇り、訪れる人々に独特の体験を提供しています。 概要 喜界町は、喜界島を町域とする唯一の町であり、鹿児島県の大島郡に属しています。喜界島は隆起サンゴ礁から成る独特の地形を有し、多くの地域が奄美群島国立公園に含まれています。島内にはハブが生息していないため、サンゴの石垣がそのままの形で多く残されています。 地理 喜界島は隆起サンゴ礁で形成され、海岸段丘が多く見られます。最高地点は七島鼻の211.96mです。島の面積は56.9平方キロメートルで、周囲は48.6キロメートルです。島内...»
天城町は、鹿児島県の南西諸島、奄美群島の徳之島に位置する町で、徳之島にある3つの町のうちの1つです。北西部に位置し、大島郡に属しています。自然豊かな気候と風土を持つこの町は、観光スポットや歴史的な名所が多く、訪れる人々を魅了しています。 地理と歴史 地理 天城町は、徳之島の北西部を行政区域とし、徳之島町や伊仙町と隣接しています。町名の由来は、元々「アメキウデー(雨気岳)」と呼ばれていた天城岳にあります。 主な山々 天城岳 三方通岳(さそんつじだけ) 美名田山 寝姿山 名所・旧跡・観光スポット 天城町には、歴史的な名所や美しい自然景観が広がる観光スポットが数多くありま...»
鹿児島県の奄美群島に位置する徳之島。その徳之島にある伊仙町は、「長寿と闘牛の町」として知られています。泉重千代氏や本郷かまと氏といった世界最高齢者の出身地であり、町の豊かな自然と伝統文化は訪れる人々を魅了します。 地理 伊仙町は、徳之島の南西部を行政区域としています。町の大部分は徳之島の山地部から外れており、徳之島3町の中で最も耕地面積率が高い地域です。しかし、主に琉球石灰岩地域にあり、水利条件があまり良くないとされています。町内には多くの鍾乳洞があり、その中で最も大きいとされるのが銀河洞(2052m)です。また、地形的には河川が深い谷を刻みながら地下に潜る「ドライバレー群」と呼ばれる特徴...»
和泊町は、鹿児島県の南部に位置する沖永良部島の東半分を占める町で、大島郡に属しています。独自の歴史や豊かな自然環境を持ち、訪れる人々にさまざまな魅力を提供しています。本記事では、和泊町の観光スポットや名所について詳しくご紹介します。 地理と概要 和泊町は、沖永良部島の東半分に位置し、西側は知名町と接しています。町全体は平坦な隆起性サンゴ礁で構成されており、その豊かな自然景観が魅力のひとつです。標高188.4メートルの越山が町の最高地点となっており、周辺の海や自然と調和した風景が広がります。 主な地区 和泊町には、多くの地区が存在し、それぞれが独自の歴史と文化を持っています。主要な地区に...»
知名町は、鹿児島県の沖永良部島に位置し、大島郡に属する美しい町です。豊かな自然と文化的な魅力を持つこの町は、訪れる人々に様々な観光スポットや魅力的な景観を提供しています。ここでは、知名町の観光スポットについて詳しくご紹介します。 地理とアクセス 知名町は、奄美群島に連なる沖永良部島の西半分に位置しています。島の東半分は和泊町となっています。町内には大山があり、雄大な自然環境が広がっています。また、空路では和泊町にある沖永良部空港が最寄りであり、島内の移動には沖永良部バス企業団のバスやタクシーを利用することができます。 名所・観光スポット 屋子母海岸 屋子母海岸は、知名町を代表する美し...»
昇竜洞は、鹿児島県大島郡知名町に位置する鍾乳洞で、1967年3月31日に鹿児島県指定天然記念物に指定されました。この鍾乳洞は、沖永良部島の豊かな自然が生み出した神秘的な観光スポットで、訪れる人々に驚きと感動を与えます。 概要 昇竜洞は、1963年に発見され、翌年には愛媛大学の山内浩助教授(日本ケービングの祖)による調査が行われました。調査の結果、上洞・主洞・中洞・下洞の4つの洞穴が確認され、全長は3,500メートルにも及ぶことが分かりました。洞窟の内部は平坦で、上下左右の立体的変化が少ない特徴を持ち、単純な構造でありながらも、その奥深さを感じさせます。 昇竜洞は主に礫岩層で構成され、石灰...»
与論町は、鹿児島県の最南端に位置する美しい島町で、与論島1島で1町を形成しています。鹿児島本土から南へ約563km、沖縄本島から北に約23kmという位置にあり、奄美群島の一部として大島郡に属しています。与論町は人口約5,000人の小さな町で、主な産業は農業と観光業です。観光業が盛んなこの町では、独特の歴史や文化、自然が人々を魅了します。 与論島の魅力 与論町を語る上で欠かせないのが与論島です。この島は、白い砂浜と透明な海、豊かな自然に囲まれており、訪れる観光客に癒しの空間を提供しています。与論島の美しい海では、ダイビングやシュノーケリングなどのマリンスポーツが楽しめ、多くの観光客が訪れます...»
与論島は奄美群島の南端に位置する、鹿児島県最南端の島です。美しい自然と豊かな歴史、独自の文化が融合するこの島は、多くの観光客にとって魅力的な旅行先となっています。周囲は23.7km、面積は20.58km²とコンパクトでありながら、観光スポットやアクティビティが充実しており、ゆったりとした島時間を楽しむことができます。 地理とアクセス 与論島は奄美群島の中で最も沖縄県に近い場所にあります。島の南西約23kmには沖縄本島の最北端である辺戸岬(へどみさき)があり、西方約40kmには伊平屋島が見えるほどです。また、周囲は美しい珊瑚礁に囲まれており、その内側には浅瀬が広がり、2 - 3mほどの水深し...»
徳之島は、南西諸島の奄美群島のほぼ中央に位置する離島です。鹿児島県大島郡に属し、徳之島町・伊仙町・天城町の3つの自治体で構成されています。豊かな自然と長寿の島としても有名であり、2021年7月26日には、その動植物の多様性が認められ、奄美大島、沖縄島北部、西表島と共に世界自然遺産に登録されました。この島は、カルスト地形が発達しており、独自の海蝕洞や海蝕台が見られるだけでなく、希少な固有種が生息することから「東洋のガラパゴス」とも呼ばれています。 位置と基本情報 徳之島は鹿児島市の南南西約468km、沖縄本島の北北東約257kmに位置しています。面積は約247.77平方キロメートル、周囲は8...»
奄美大島は、九州南方の鹿児島市と沖縄本島のほぼ中間に位置し、奄美群島の主要な島です。雄大な自然と豊かな文化遺産を持ち、観光地としても人気を集めています。他の島々と比較して「大島」とも呼ばれることがあり、奄美群島内の他の島々との対比では「大島本島」と表現されることもあります。 島にはウミガメが産卵に訪れる砂浜や、透明度の高い「アマミブルー」と称される海、そして太古の森を思わせる原生林が広がっています。2021年7月には、徳之島、沖縄島北部、西表島とともに世界自然遺産に登録され、さらなる注目を集めています。 島の概要と地理 奄美大島は面積712.35平方キロメートルで、東京都23区部や琵琶湖...»
喜界島は鹿児島県の離島であり、奄美群島の最も北東部に位置しています。鹿児島市と沖縄本島の中間にあるこの島は、美しい自然景観と豊かな歴史が特徴で、観光地としても注目されています。 地理とアクセス 喜界島は、奄美群島の中で鹿児島市に最も近い島でありながら、鹿児島市から約380km離れています。プロペラ旅客機で1時間、フェリーで約11時間かかるため、訪れるには少し時間がかかるものの、その道のりは美しい自然が待つ喜界島への旅路として楽しむことができます。 自然の豊かさ 喜界島は隆起サンゴ礁によって形成された島で、その美しい地形は現在も年間約2mmの速度で隆起し続けています。島全体はサンゴ由来の...»
与路島は、奄美群島に属する美しい島で、加計呂麻島の南方に位置します。面積は9.35km²と小さく、奄美群島の有人島の中で最も小さい島です。行政区画としては与路島と無人島のハンミャ島が鹿児島県大島郡瀬戸内町の大字与路となっており、郵便番号は894-2601です。明治初期には720人の人口を誇っていましたが、現在は41世帯73名が住んでいます。 与路島の家々の約70%が手積みのサンゴ石垣で囲まれており、その美しい景観は「クールジャパンアワード2017」を受賞しています。特に7月から8月にかけて咲く「サガリバナ」や、無人島のハンミャ島が有名です。 自然の魅力 与路島は小さいながらも豊かな自然を...»
沖永良部島は、奄美群島南西部に位置する美しい島で、鹿児島県大島郡に属しています。この島は、自然の魅力と長い歴史が調和した観光地として、多くの旅行者を魅了しています。本記事では、沖永良部島の観光スポット、地理的特徴、歴史的背景、自然の魅力について詳しくご紹介します。 地理的特徴と自然の風景 沖永良部島は、南北に連なる琉球海溝の西側に位置する島で、隆起サンゴ礁によって形成された地形が特徴的です。島の東西は約20km、西辺の南北は約10kmに広がり、総面積は約93.65km²。東京都の伊豆大島よりも広いこの島は、独特なオカリナの形をしています。 大山とカルスト地形 沖永良部島の西部には、最高...»