奄美パークは、奄美市にある奄美群島の観光拠点施設であり、多くの観光客が訪れる人気スポットです。
奄美パークは、2001年9月30日に旧奄美空港跡地に開園しました。この施設は鹿児島県が設置し、2016年1月には累計入園者数が200万人を達成するなど、奄美群島の魅力を発信する重要な拠点となっています。
園内は大きく分けて、『奄美の郷』と『田中一村記念美術館』の2つのゾーンで構成されています。入場は無料ですが、一部有料ゾーンを観覧する際にはチケットの購入が必要です。
『奄美の郷』は、奄美群島の自然や文化を紹介する展示エリアです。このエリアには、『総合展示ホール』、『奄美シアター』、そして『アイランドインフォメーション』があり、それぞれの施設で奄美の歴史や文化に触れることができます。
また、屋内イベント広場では、奄美の伝統的な島唄をはじめ、さまざまなジャンルのライブや講演が開催されており、多くのイベントが無料で楽しめます。
『田中一村記念美術館』は、1958年から1977年にかけて奄美で暮らし、独自の作風で知られる画家・田中一村の作品を収蔵・展示している美術館です。館内には約450点の田中一村の作品が所蔵されており、年に4回、約80点ずつの入れ替え展示が行われています。
田中一村の作品を展示している常設展示室は有料で入場できます。また、『ガイダンス室』や『図書資料室』、『企画展示室』は無料で利用可能です。企画展示室では、田中一村ゆかりの画家をはじめ、さまざまな作家の作品が展示される企画展も随時開催されています。
鹿児島県奄美市笠利町節田1834
奄美空港からアクセスが良好で、道の島交通の奄美空港線『奄美パーク』バス停で下車すると、徒歩で簡単に訪れることができます。
奄美パークの周辺には、田中一村が晩年を過ごした『田中一村終焉の家』や、かつての笠利町など、奄美の歴史や文化に触れられるスポットが数多くあります。これらの場所も併せて訪れると、より深く奄美の魅力を感じることができるでしょう。