黒潮の森マングローブパークは、鹿児島県奄美市住用町大字役勝に位置する総合公園で、豊かな自然と歴史的価値を持つエリアとして知られています。
概要
黒潮の森マングローブパークは、旧住用村の中心部の南側、国道58号沿いにあります。公園の南側には、奄美群島国立公園特別保護地区に指定されたマングローブの原生林が広がっており、マングローブ展望台からはこの壮大な景観を一望することができます。また、展望台周辺は石原ヨシハラウエノ遺跡(グスク)という歴史的な山城跡でもあります。
園内施設
黒潮の森マングローブパークにはさまざまな施設があり、訪れる人々に多くの体験を提供しています。以下に主要な施設を紹介します。
- マングローブ館(道の駅 奄美大島住用):公園の西側に位置し、マングローブに関する情報を学べる展示や、休憩ができるスペースが設けられています。また、道の駅としての機能も持ち、観光客に便利です。
- ふれあい公園:自然と触れ合える公園で、子供から大人まで楽しめるエリアです。
- 川のトンネル:自然を感じながら散策できるトンネルです。
- 野外トイレ:公園利用者のために清潔な野外トイレが設置されています。
- グラウンド・ゴルフ:レクリエーションとして楽しめるグラウンド・ゴルフ場があります。
- カヌー乗り場:マングローブの間をカヌーで巡ることができ、自然を間近で体感できます。
- マングローブ観察休憩所:マングローブの観察をしながら休憩できるスポットです。
- マングローブ展望台(石原ヨシハラウエノ遺跡):マングローブ原生林と歴史的な山城跡を同時に楽しめる展望台です。
イベント
黒潮の森マングローブパークでは、地域の文化や自然を楽しめるイベントが多数開催されています。その中でも代表的なものが『あまみシマ博覧会』です。地域の特色を生かしたイベントで、観光客だけでなく地元の人々にも親しまれています。
周辺施設
黒潮の森マングローブパークの周辺には、自然や歴史を感じられるスポットが多数存在します。
- 奄美市住用総合支所:地域行政の拠点です。
- 奄美群島国定公園特別保護地区 マングローブ原生林:特別保護地区に指定された貴重なマングローブ原生林です。
- 奄美アイランド(植物園):奄美の植物を観察できる植物園です。
- 新住用川ダム:水資源の確保とともに、美しい景観を楽しめます。
- 三太郎峠:奄美の自然を楽しめるハイキングスポットです。
- 石釜トンネル:歴史的なトンネルで、ドライブコースとしても人気があります。
- 住用川、役勝川:どちらも地域の豊かな自然を象徴する川です。
営業時間と入園情報
営業時間
黒潮の森マングローブパークの営業時間は、平日・土日祝日ともに9:30から18:00までです。なお、入園は17:30までとなっており、元日のみ休園日となります。
所在地
鹿児島県奄美市住用町大字役勝に位置しており、自然に囲まれた静かな場所にあります。
交通手段
- バス(しまバス):マングローブパーク前停留所で下車すればすぐです。また、西仲間停留所からは徒歩約7分でアクセスできます。
- 自家用車:国道58号を経由し、奄美空港からは約70分、奄美市名瀬からは約20分で到着します。