「世界一美しいロケット発射場」とも称される種子島。打ち上げがない時でも、種子島宇宙センターでロケットや宇宙機の模型やH-2Aロケットの打ち上げ映像を見学することができます。年に一度の一般公開では、普段は立ち入ることのできない施設内部を見せてもらえたり、研究者のレクチャーを聞くことができます。
同宇宙センターのなかにある竹崎海岸は南種子(みなみたね)名勝八景のひとつにもなっている美しい海岸です。未来的な施設と自然のままの景観のコントラストは種子島ならではの風景といえるでしょう。
種子島の海の幸といえばその筆頭は伊勢海老です。地元では「えっがね」と呼ばれ、ドンと味噌汁に入ったえっがね汁が普通の食事にもついてくるというのは豪勢です。そのほか、ミズイカ、キビナゴ、トビウオなどのとれたての海の幸は美味です。お土産には安納芋を使用したスイートポテトや和菓子、芋焼酎などが好評です。
宇宙科学技術館は、鹿児島県の種子島に位置する宇宙航空研究開発機構(JAXA)の種子島宇宙センター内にある施設です。1979年(昭和54年)8月に宇宙開発展示館として開館し、以降、多くの来館者に宇宙開発の最前線を紹介してきました。 1997年(平成9年)3月26日には、国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟(JEM)の実物大模型や宇宙情報センターを増設するなど大幅にリニューアルされ、名称も「宇宙科学技術館」に変更されました。さらに、2017年(平成29年)3月26日にも改装が行われ、より充実した展示内容となっています。 概要 宇宙科学技術館は、JAXAの種子島宇宙センター内に位置し、日本...»
南蛮船をかたどったユニークな建物で,鉄砲展示室には初伝の火縄銃や国産最初の火縄銃を展示。 鉄砲館 種子島開発総合センターの概要 鉄砲館(てっぽうかん)としても知られる種子島開発総合センターは、鹿児島県種子島に位置する歴史と文化を紹介する博物館です。この施設は、種子島の歴史や文化、特に日本に鉄砲が伝来した歴史的な出来事に焦点を当てており、多くの観光客や歴史愛好者に訪れられています。 設立の背景と目的 種子島は、1543年にポルトガル人によって日本に初めて鉄砲が伝えられた場所として有名です。鉄砲館は、この歴史的な出来事を広く紹介し、地域の文化や歴史を保存・発信する目的で設立されました。施設...»
九州最南端佐多岬の沖合い約40キロに浮かぶ、鹿児島県種子島が産地の紫いも(種子島紫4号)は、蒸したり焼いたりすると中身が鮮やかな紫色になるのが特徴。淡白な味と評される紫いもの中で、種子島産のものは、さつまいものホクホクとした食感と、強い甘さをあわせ持っている変わり種。その上品な甘さがスイーツにいきると、プリンやタルト、スイートポテト、ジホェラートなど、様々なものに使われる。高い栄養価を誇り、ポリフェノールの一種のアントシアニンが肝機能を向上、血液をサラサラにするといわれ、体にも優しいスイーツだ。...»
紫いもと共に種子島を代表するさつまいも“安納いも”。表皮の色が薄茶色の“安納紅”と、白っぽい“安納こがね”の2種類があり、どちらも種子島地域でしか栽培されない稀少な品種だ。まるでスイーツのようと評されるねっとりとした食感と甘さが特徴で、ゆっくりと時間をかけて加熱するとより美味しくなり、実際に砂糖を加えずにお菓子作りに使えるそうだ。カルシウムも多く含み低カロリーとあって、体にもやさしいさつまいもなのである。 旬 10月 11月 12月 安納いもは、鹿児島県の種子島で育成されたサツマイモの一種です。安納地区で改良された品種には、「安納紅」と「安納こがね」の2つがあります。この地域の名前...»
白っぽい外見からは想像できないほど、中身は鮮やかな紫色をした紫いもの一種。糖度が高く、紫いもの中ではもっとも味が良いといわれている。さらに、食物繊維やビタミン、抗酸化物質として知られるアントシアニンも豊富に含み、健康志向の人からも人気が高い。栽培が難しく収穫量も少ないことから高級品といわれる“種子島ゴールド”。豊かな甘みとホクホクとした食感が楽しめる、焼きいもやふかしいもにして味わうがおすすめ。 旬 10月 11月 12月 1月 種子島ゴールドは、見た目は黄色みのある白い皮を持ち、中身は鮮やかな紫色が特徴です。火を通すとさらに色鮮やかになります。収穫は10月中旬から始まり、11月以降になる...»
鹿児島県では、種子島産を筆頭に超早場米産地として全国へいち早く提供している。暖かい気候を活かして7月中旬から収穫する「早期水稲」と、9~11月に収穫する「普通期水稲」があり、品種はどちらも「コシヒカリ」を中心に、早期水稲で「イクヒカリ」、「なつほのか」、普通期水稲で「あきほなみ」も栽培。...»
九州最南端佐多岬の沖合い約40キロに浮かぶ、鹿児島県種子島が産地の紫いも(種子島紫4号)は、蒸したり焼いたりすると中身が鮮やかな紫色になるのが特徴。淡白な味と評される紫いもの中で、種子島産のものは、さつまいものホクホクとした食感と、強い甘さをあわせ持っている変わり種。その上品な甘さがスイーツにいきると、プリンやタルト、スイートポテト、ジホェラートなど、様々なものに使われる。高い栄養価を誇り、ポリフェノールの一種のアントシアニンが肝機能を向上、血液をサラサラにするといわれ、体にも優しいスイーツだ。...»
”焼いもっ娘”は、種子島の安納地区の契約農家で土と肥料にこだわり栽培された安納いもと種子島ゴールドを使用した、冷凍焼きいものこと。収穫後に2ヶ月以上熟成させて、特製溶岩プレートを使用した釜で、2時間ゆっくりと炭火で焼き上げ、急速冷凍をする。“いも”の蜜が引き出され、独特のねっとりとした質感が増し、しっとりとしたスイートポテトのような味わいが楽しめる焼きいもだ。食べる際は、電子レンジで解凍するか、自然解凍でも、そのまま食べられる。 「安納芋」は、鹿児島県種子島の安納地区周辺で育てられる、甘くてしっとりとしたさつまいもです。この商品は、収穫後2ヶ月以上熟成させた安納芋を桜島溶岩プレートと炭火の窯...»
硫黄島は、日本の鹿児島県に属する薩南諸島北部に位置する火山島です。島全体は鹿児島郡三島村の一部として「硫黄島」という大字を構成しています。島の別名として薩摩硫黄島とも呼ばれることがあり、火山活動や歴史的な背景から注目されています。 別名「薩摩硫黄島」とも呼ばれ、大隅諸島に含まれるとする説と含まれないとする説がありますが、いずれにせよ、独特の文化や自然景観を持つ島として多くの観光客を魅了しています。 観光名所と施設 東ノ立神と東温泉 硫黄島を訪れる観光客にとって、温泉は欠かせないスポットです。特に「東温泉」は、全国の露天風呂ランキングにも取り上げられることがあり、その絶景と温泉の心地よさ...»
種子島宇宙センターは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が鹿児島県の種子島に設置し、運用している大型ロケットの射場を中心とした施設群から成る事業所です。このセンターは、主に日本の宇宙開発の基盤を支える施設として、数多くのロケット打ち上げを行ってきました。 種子島宇宙センターの概要 種子島宇宙センターは、1966年に科学技術庁宇宙開発推進本部により設立が決定され、その後1969年に宇宙開発事業団(NASDA)に引き継がれて開設されました。1968年には既に小型ロケットの打ち上げが行われるなど、早い段階から実績を積んでいます。面積は約970万平方メートルに及び、種子島南部の太平洋に面した地域に位...»
千座の岩屋は、鹿児島県南種子町に位置する美しい洞窟で、自然の力によって形作られた神秘的な景観が広がる場所です。この洞窟は、古くから多くの人々に愛されてきた歴史的な名所であり、その名の由来や地理的特徴、歴史的背景について詳しく見ていきます。 岩屋の概要 千座の岩屋は、鹿児島県種子島の東岸に位置しており、中種子町と南種子町の境界にある熊野浦の南端、浜田海岸にあります。この洞窟は、長年にわたり海食(波の侵食作用)によって形成されたもので、自然の力が生み出した驚異的な地形の一つです。洞窟内部の広さは非常に広大で、その広さから「千座」(千人が座れるほど広い場所)や「畳千枚」とも呼ばれています。 景...»
古市家住宅は、鹿児島県熊毛郡中種子町坂井に位置する、江戸時代に建てられた民家で、国の重要文化財に指定されています。この住宅は、歴史的な価値が高く、種子島の歴史を物語る貴重な建造物です。 古市家の歴史 古市家は、河内国古市(現在の大阪府羽曳野市古市)を出身とし、種子島氏の下で代々庄屋を務めた家柄でした。この古市家住宅は、1846年(弘化4年)に古市源助によって建てられたもので、木造瓦葺きの平屋建てです。当時の建築様式を今に伝える貴重な例となっています。 建築と外観 古市家住宅は、北側から見た外観では、右手に台所部が、左奥には座敷部が見えます。主屋は、桁行6.7メートル、梁間11.1メート...»
西之表市は鹿児島県の南部、大隅諸島の種子島北部に位置する市で、美しい自然と豊かな歴史を持つ地域です。ここでは、西之表市の魅力や見どころを詳しく紹介します。 西之表市の概要 西之表市は、かつて日本最南端の士族である種子島家の城下町として栄えました。現在では、熊毛支庁や国の出先機関が置かれ、種子島および熊毛地区の政治・経済の中心地として重要な役割を果たしています。また、市内には種子島の全体面積の約45%を占める広大な土地が広がっており、南北25.2 km、東西8.2 km、周囲63 kmの面積を誇ります。 地理的な特徴 西之表市は鹿児島市から南方約115 kmの海上にあり、西は東シナ海、東...»
中種子町は、鹿児島県種子島の中央部に位置する町で、北は西之表市、南は南種子町に隣接しています。この町は、自然豊かな風景や独自の文化が魅力で、観光地としても見どころがたくさんあります。 中種子町の地理的特徴 中種子町は鹿児島市の南119kmの洋上にある種子島の中央部に位置し、南北に22km、東西に7kmの広がりを持つ町です。60の行政集落があり、町役場のある野間地区は交通の要所として知られています。町の総面積は137.18平方キロメートルで、そのうち畑が約28.47%、山林が約32.31%を占めており、農業や林業が盛んな地域です。 地形と自然環境 町の最高地点は「回峯(まわりのみね)」で...»
南種子町は、鹿児島県の種子島南部に位置する町で、熊毛郡に属しています。この町は、歴史的な重要性や自然の美しさ、そして宇宙開発の最前線である種子島宇宙センターがあることから、多くの観光客に訪れられています。 歴史と文化 鉄砲伝来の地 南種子町は、日本の歴史において非常に重要な場所です。天文12年(1543年)8月25日、種子島南端の前之浜にポルトガル人が漂着し、当時の種子島家第16代当主、種子島時尭が彼らから火縄銃3丁を購入したことで、日本に初めて鉄砲が伝えられました。この出来事は「鉄砲伝来」として知られ、日本の戦国時代における戦術の変革に大きな影響を与えました。 南種子町の発展 18...»