南蛮船をかたどったユニークな建物で,鉄砲展示室には初伝の火縄銃や国産最初の火縄銃を展示。
鉄砲館(てっぽうかん)としても知られる種子島開発総合センターは、鹿児島県種子島に位置する歴史と文化を紹介する博物館です。この施設は、種子島の歴史や文化、特に日本に鉄砲が伝来した歴史的な出来事に焦点を当てており、多くの観光客や歴史愛好者に訪れられています。
種子島は、1543年にポルトガル人によって日本に初めて鉄砲が伝えられた場所として有名です。鉄砲館は、この歴史的な出来事を広く紹介し、地域の文化や歴史を保存・発信する目的で設立されました。施設は、地元住民や観光客に対して、種子島の重要な歴史的背景を理解してもらうための教育の場として機能しています。
鉄砲館では、鉄砲伝来に関する展示が中心となっています。館内には、1543年の鉄砲伝来に関する資料や当時の鉄砲のレプリカ、関連する歴史的文書などが展示されています。これにより、訪れる人々は、鉄砲伝来の歴史的背景やその影響を学ぶことができます。
また、種子島の地元文化や伝統工芸品、農業や漁業に関する展示も行われています。これらの展示は、地域の生活や産業の歴史を知る手がかりとなります。
鉄砲伝来に関する展示では、実物大の鉄砲のレプリカや当時のポルトガル人と日本人の交流に関する資料が紹介されています。また、鉄砲が日本に伝わった後の影響や、戦国時代における鉄砲の役割についても詳しく説明されています。
種子島の地元文化を紹介するセクションでは、伝統的な工芸品や祭り、地元の生活様式に関する展示が行われています。特に、種子島特有の竹細工や陶芸品などが展示されており、訪れる人々に地域の文化を身近に感じてもらうことができます。
鉄砲館は、種子島の中心部に位置しており、アクセスも便利です。公共交通機関を利用する場合は、最寄りのバス停から徒歩でアクセスすることができます。また、駐車場も完備されており、車での訪問も可能です。
開館時間は午前9時から午後5時までで、最終入館は午後4時30分です。休館日は月曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始です。入館料は大人300円、高校生200円、中学生以下は無料です。詳細な情報は公式サイトで確認することをおすすめします。
鉄砲館を訪れる際には、展示物に触れないように注意し、静かに見学するよう心掛けましょう。また、館内では他の来館者に配慮し、写真撮影の際にはフラッシュを使用しないようにしてください。ゴミは必ず持ち帰り、施設の美しさを保つために協力をお願いします。
鉄砲館 種子島開発総合センターは、鉄砲伝来という日本の歴史における重要な出来事を学ぶことができる貴重な場所です。種子島の豊かな文化や歴史を理解し、体験するための絶好のスポットです。ぜひ一度訪れて、その魅力を感じてみてください。
8:30~16:30
毎月25日(7・8月、日曜日は除く)
年末年始(12/30~1/2)
一般 440円
高校生 280円
小・中学生 140円
西之表港から市街地巡回バスで、「鉄砲館前」下車