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種子島

種子島の観光におすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

種子島 観光ガイド

種子島の観光・旅行 Info

種子島は、日本で初めて鉄砲が伝来した地として知られ、宇宙開発の最前線でもあります。歴史と科学、そして美しい自然が融合する魅力あふれる島です。

歴史・文化を感じるスポット

種子島開発総合センター「鉄砲館」

1543年の鉄砲伝来に関する展示をはじめ、種子島の歴史や文化を学べるミュージアムです。火縄銃のレプリカや、ポルトガル船の模型などもあり、歴史好きには必見です。

門倉岬(かどくらみさき)

鉄砲伝来の地とされる岬。記念碑が建ち、海岸線の絶景も楽しめます。夕日スポットとしても人気があります。

宇宙と未来を感じるスポット

種子島宇宙センター

JAXAが運営する日本最大のロケット発射場。見学ツアーでは大型ロケット発射場宇宙科学技術館を間近で見ることができます。運が良ければロケット打ち上げにも遭遇できるかも!

宇宙科学技術館

宇宙やロケットに関する展示が豊富。子どもから大人まで楽しめる体験型ミュージアムです。

自然と絶景を満喫するスポット

千座(ちくら)の岩屋

干潮時だけ入れる神秘的な海蝕洞窟。中から外を見た景色はまるで自然のステンドグラス。幻想的な空間が広がります。

浦田海水浴場

白い砂浜とエメラルドグリーンの海が広がる、種子島随一の美しいビーチ。シュノーケリングや海水浴に最適です。

喜志鹿崎灯台(きしかざきとうだい)

種子島の最南端に位置する灯台で、太平洋を一望できる絶景スポット。風を感じながらのんびりと散策できます。

地元の雰囲気に触れるスポット

中種子町の農産物直売所「ふれあい広場」

地元で採れた新鮮な農産物や特産品を購入できます。名物の安納芋や落花生、種子島茶などのお土産も豊富です。

南種子町のロケットグッズショップ

種子島宇宙センター近くでは、ロケットをモチーフにしたグッズが販売されています。宇宙好きな方へのお土産にもぴったり。

種子島のグルメガイド

種子島は、豊かな自然と温暖な気候を活かした農産物や海産物、そして焼酎文化でも知られています。ここでは、訪れた際に味わいたいグルメや買って帰りたい名産をご紹介します。

名産品と特産物

安納芋(あんのういも)

種子島を代表するさつまいもで、焼くとねっとり甘くなる濃厚な味わいが特徴。全国的にも人気が高く、スイーツやチップスなど加工品も豊富です。

種子島茶

島の気候に適したお茶づくりが行われており、香り高くまろやかな味わいが楽しめます。地元産の緑茶や紅茶はお土産にもぴったりです。

トビウオ(あご)製品

種子島近海ではトビウオ漁が盛んで、トビウオのすり身を使ったさつま揚げや干物、だしなども人気です。

落花生

種子島産の落花生は粒が大きく、しっかりとした甘みとコクがあります。煎りたてのものは格別です。

ローカルフード・郷土料理

油ゾーメン

そうめんを炒めて味付けした、種子島の家庭料理。豚肉や野菜と一緒に炒めた素朴な味わいで、島の食堂などで提供されています。

亀寿司の「さば寿司」

地元でとれた新鮮なサバを使った押し寿司。酢と塩加減が絶妙で、訪れる価値ありの一品です。

さつまあげ

種子島のさつまあげは、トビウオのすり身を使った独特の風味が特徴。甘めの味付けで食べやすく、おやつやおつまみに最適です。

人気のレストラン・飲食店

いそだ食堂(西之表市)

新鮮な海の幸を使った定食が評判の店。刺身定食や魚フライなど、ボリューム満点のメニューがそろいます。

亀寿司(中種子町)

地元民にも愛される老舗寿司店。さば寿司や地魚を使ったにぎりが好評です。

カフェ・ラ・ミル(南種子町)

種子島宇宙センター近くにあるカフェで、スイーツや軽食、コーヒーが楽しめます。宇宙グッズも販売されており、観光の途中に立ち寄りたいおしゃれなスポットです。

おすすめのお土産

安納芋スイーツ

安納芋を使ったスイートポテト、ケーキ、クッキーなどが人気。空港やお土産店で多く取り扱われています。

宇宙関連グッズ

種子島宇宙センターやお土産店では、ロケットモチーフのグッズや文房具が販売されています。子どもや宇宙ファンへのプレゼントにおすすめです。

種子島焼酎

地元の焼酎蔵が製造する焼酎は、芋の香り豊かでまろやかな味が特徴。「南泉」「島美人」などが有名です。

種子島の季節の祭り・イベント

種子島は、豊かな自然と歴史、そして宇宙産業が共存する島です。年間を通じて、地元の伝統に根ざした祭りから宇宙イベントまで、多彩な催しが開催されています。

伝統的な祭り

種子島鉄砲まつり(西之表市)

毎年8月下旬に開催される西之表市の一大イベントで、鉄砲伝来の歴史をテーマにしたパレードや伝統芸能、花火大会などが行われます。鉄砲の実演や火縄銃の試射など、種子島の歴史を体感できる貴重な機会です。

西之表港まつり

夏の風物詩として親しまれており、漁船のパレード、踊り、打ち上げ花火などが行われます。地元住民と観光客が一体となって楽しめる、にぎやかな夏祭りです。

中種子町夏まつり

7月下旬に開催される中種子町の夏祭り。地元の学生による演奏や太鼓、出店、花火などが楽しめ、アットホームな雰囲気が魅力です。

南種子町ふるさと夏まつり

南種子町で8月に開催される夏祭りで、踊りのパレード、地元グルメ、花火大会などが催されます。宇宙センターが近いため、宇宙をテーマにした演出が加えられることもあります。

宇宙関連イベント

種子島宇宙センターでのロケット打ち上げ

種子島の一大イベントとも言えるのが、JAXAの種子島宇宙センターからのロケット打ち上げ。打ち上げ日には、見学に訪れる観光客やメディアで島全体がにぎわいます。事前に日程をチェックして訪れるのがおすすめです。

宇宙の日イベント

毎年9月12日の「宇宙の日」にちなんで、宇宙センターで特別イベントや施設公開が行われます。子どもから大人まで楽しめる体験型の企画も豊富です。

その他の特色ある行事

火縄銃の演武

種子島では、日本に鉄砲が伝来した地として、火縄銃の演武や実演イベントが行われることがあります。甲冑を着た演者による演出は歴史ファンにもおすすめです。

地域の収穫祭や直売所フェア

安納芋や落花生などの収穫時期には、直売所や道の駅で収穫祭が行われ、地元産の新鮮な農産物や加工品が並びます。季節ごとの味覚が楽しめるイベントです。

種子島の気温・天候

種子島は鹿児島県の南方に位置する南西諸島の一部で、温暖な亜熱帯気候に属しています。年間を通じて比較的暖かく、降水量が多いのが特徴です。春から秋にかけては台風の影響も受けやすいため、旅行の際には天気予報に注意が必要です。

春(3月〜5月)

気温と気候

3月の平均気温はおおよそ14〜17℃、5月には20℃前後まで上昇します。日中は暖かく過ごしやすく、花々が咲き誇る季節です。

特徴

春は観光に最適なシーズンです。湿度も控えめで、アウトドアやビーチ散策も快適に楽しめます。桜やハマユウなど南国らしい花々も見頃を迎えます。

梅雨(6月中旬〜7月中旬)

気温と気候

平均気温は24〜27℃と高く、蒸し暑くなります。雨の日が続くため、湿度も高くなりがちです。

特徴

梅雨時期は降水量が非常に多く、スコールのような激しい雨が降ることもあります。観光にはレインウェアの用意が必須です。また、湿気対策も重要です。

夏(7月下旬〜9月)

気温と気候

最高気温は30℃前後になる日もありますが、海風の影響で本土ほどの猛暑感はありません。夜も比較的過ごしやすいです。

特徴

夏はマリンレジャーのベストシーズン。一方で、台風シーズンとも重なるため、旅行計画には注意が必要です。特に8月から9月は接近する台風が多く、フェリーや飛行機が欠航することもあります。

秋(10月〜11月)

気温と気候

10月の平均気温は22〜25℃で、11月には18〜21℃程度に下がります。日中は暖かく、朝晩がやや肌寒く感じる季節です。

特徴

秋は台風シーズンの終わりにあたり、安定した天候の日が多くなります。観光にもおすすめで、特に宇宙センターの見学やウォーキングイベントなどが楽しめます。

冬(12月〜2月)

気温と気候

冬でも平均気温は10〜15℃前後と、温暖な気候が続きます。霜が降りることもなく、雪が降ることは極めてまれです。

特徴

冬でも屋外活動がしやすく、晴天率も比較的高めです。特に混雑が少ないシーズンのため、静かに自然や歴史を楽しみたい方にはおすすめです。

雨・台風に関する特徴

降水量と注意点

種子島は年間を通して降水量が多く、特に梅雨時期と夏から秋にかけての台風シーズンは激しい雨風に見舞われることがあります。天候の急変に備えて、常に最新の天気情報をチェックすることが大切です。

台風接近時の対策

台風接近時にはフェリーや飛行機が運休する可能性があります。長期滞在の備えや、旅程変更の柔軟さが求められます。旅行保険の加入も推奨されます。

種子島へのアクセス

種子島は鹿児島県の南に位置する島で、本土からのアクセスは空路と海路が主な手段です。鹿児島市を拠点とした交通が中心となります。

空路でのアクセス

鹿児島空港から種子島空港へ

鹿児島空港から種子島空港までは、日本エアコミューター(JAC)が運航する直行便を利用します。

所要時間

約35〜40分で到着します。

便数

1日3便程度(季節によって増減あり)

注意点

天候によっては遅延や欠航が発生する場合もあるため、旅行前に最新のフライト情報を確認してください。

海路でのアクセス

高速船(トッピー・ロケット)

鹿児島港南埠頭から出発する高速船「トッピー・ロケット」を利用すると、種子島の西之表港までアクセスできます。

所要時間

約1時間35分〜2時間(直行便や屋久島経由便により異なる)

便数

1日2〜3便程度(季節により増減)

フェリー

フェリーはいびすかすが、鹿児島新港〜種子島(西之表港)間を運航しています。

所要時間

約3時間30分〜4時間

特徴

車両やバイクの運搬が可能なため、島内でのドライブや長期滞在を予定している方におすすめです。

主要港と空港の位置

鹿児島市内から各発着地へのアクセス

鹿児島空港まで

鹿児島中央駅からリムジンバスで約40〜50分

鹿児島港南埠頭まで

鹿児島中央駅から市電またはタクシーで約15分

鹿児島新港(フェリー発着)まで

鹿児島中央駅からタクシーで約15〜20分

種子島の移動手段

種子島は比較的広い島で、公共交通機関が限られているため、自家用車やレンタカーの利用が主流です。観光スポットが島の北・中・南部に分散しているため、移動手段の確保が旅行の鍵となります。

レンタカーの利用

最もおすすめの移動手段はレンタカーです。西之表港、種子島空港、島内各地にレンタカー会社があります。

主な特徴

注意点

ガソリンスタンドが少ない地域もあるため、早めの給油を心がけましょう。また、事前予約を強くおすすめします。

路線バス

南種子町・中種子町・西之表市をつなぐ路線バスが運行していますが、本数が非常に少ないため、時間に余裕がある旅行者向きです。

主な運行エリア

注意点

時刻表の事前確認と、時間に余裕を持った行動が必要です。

タクシー

タクシーは観光地や港、空港周辺にはいますが、台数が少ないため事前予約が推奨されます。

利用方法

港や宿泊施設で手配できるほか、地元のタクシー会社に電話予約が可能です。

メリット

自転車・バイク

レンタサイクルやレンタルバイクも一部エリアで利用可能です。自然豊かな種子島では、バイクや自転車でのんびり走る旅も魅力的です。

メリット

注意点

島内は起伏があり距離も長いため、体力や天候に注意が必要です。

徒歩移動

西之表市中心部など限られたエリアでは、徒歩での観光も可能です。しかし、観光地間の距離があるため、徒歩移動のみでの観光は現実的ではありません

種子島の観光コース

種子島は豊かな自然、歴史、宇宙開発に触れられる魅力的な島です。ここでは1泊2日または2泊3日で楽しめるモデルコースをご紹介します。

1日目:西之表市と北種子を巡る

午前:西之表港に到着

フェリーまたは高速船で西之表港に到着後、レンタカーを借ります。まずは西之表市内の観光スポットからスタートしましょう。

主な立ち寄りスポット

午後:北種子ドライブ

北種子エリアは自然の絶景が広がります。浦田海水浴場は白い砂浜と青い海が魅力です。

おすすめスポット

夜:西之表市内に宿泊

地元の魚介や黒豚を楽しめる飲食店で夕食をとりましょう。

2日目:宇宙と自然の中種子・南種子巡り

午前:種子島宇宙センター

日本最大の宇宙センターを見学できるのが南種子町の最大の魅力です。

種子島宇宙センターのポイント

午後:自然と歴史を感じるドライブ

南種子は手つかずの自然が残るエリアです。門倉岬や「ポルトガル船来航の碑」などを訪れましょう。

立ち寄りスポット

夜:南種子町または空港周辺に宿泊(2泊3日の場合)

美しい星空を楽しむなら、南種子エリアでの宿泊がおすすめです。

3日目(2泊3日の場合):ゆったりとした自然体験

午前:マリンアクティビティ体験

シュノーケリングやカヤック、SUPなど、種子島の海を満喫するアクティビティが楽しめます。

午後:お土産購入と帰路

西之表港や空港でさつまいも菓子、種子島産黒糖などのお土産を購入し、帰路につきます。

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